五十嵐大輔

2020年4月24日3 分

セミリタイアのススメ

みなさま、こんにちは。DSKです。

以前、友人と話をしていて「FIREってあるけど、実際収入がある人じゃないと出来ないよね」と言っていました。

確かにFIREはある程度収入も必要ですし、節約も大変です。

なので、現実的なセミリタイアを目標にしてみるのも良いでしょう。

ということで、本日のテーマは【セミリタイアのススメ】です。

経済的に自立した早期退職するには

近年、FIREという考えが日本でも少しずつ話題になってきました。

FIREとはFinancial Independence Retire Early=経済的に自立した早期退職という意味です。

これは若いうちに貯蓄や投資によって資産を作り、そこからの運用収入でを得て早期リタイアをしようという考え方です。

では、FIREの基準となる「作るべき資産」とはどれほどでしょうか。

米国のトリニティ大学において1998年に公開された研究であるトリニティ研究によると、米国株式(S&P500)と米国債券を50:50の割合で保有し、年間4%未満の切り崩し額で生活すれば30年以上に渡って資産が尽きることは殆どないという調査結果があります。

年間4%未満の切り崩しで、年収を補うのに必要な資産額は給料25年分となります。

FIREを実現するのは大変

給料の25年分というのは、どれくらいの額になるかというと、月収20万の人なら6000万です。

30万なら9000万、50万の人では1億5000万にもなります。

仮に6000万を作るには、年間5%で25年間積立投資を続けたとしても、毎月11万のが必要になります。

9000万なら17万、1億5000万では28万が必要となります。

したがって、これだけの資産を作るにはある程度の収入と相当な節約が必要になります。

そのため、実際にはFIREを諦めてしまっている人も多いのが現状です。

ただ、これは完全リタイアの基準額です。

配当だけで生活するには大きな金額となりますが、給料収入+配当というセミリタイアで良いというなら話は変わってきます。

セミリタイアなら現実味が出てくる

セミリタイアで良いと考えた場合の資産額はどうなるでしょうか。

例えば、年収20万で半分の10万を働いて稼ぐとすれば、必要な資産はFIREの半分の3000万で良いという事になります。

同じく年5%で25年間積み立てた場合に、必要な毎月の資金は毎月6万まで下がります。

23才から毎月6万ずつ積立を続ければ48才、50才手前には3000万を作れる事になります。

新卒からいきなり6万は厳しいというなら、段階を踏んでも良いかもしれません。

例えば23才から10年間は毎月4万、次の10年は毎月7万、最後の5年は毎月10万を積立していけば、同じく48才で3000万を作ることが可能になります。

これなら現実味を帯びてきたのではないでしょうか。

出来ることなら完全にリタイアしたいという人は多いと思います。

しかしベストを目指すのも良いですが、それで挫折してしまうのであれば、現実的なセミリタイアを目標にしていくのも良いと思います。

どちらにせよ、家計管理や投資は必要となりますが、絵に描いた餅にならないように堅実な資産形成を行なっていきましょう。

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