五十嵐大輔

2020年4月27日3 分

女性や子供向けの医療保険は不要

みなさま、こんにちは。DSKです。

先日、知人の女性から「医療保険の女性特約や子供用ってつけた方が良いの?」と相談を受けました。

結論から言うと不要です。

女性だからと特別に厚くする必要はありませんし、子供はそもそも保障が手厚くなっています。

必要そうな不要な保険、冷静に判断していきましょう。

ということで、本日のテーマは【女性や子供向けの医療保険は不要】です。

近年増えてきている女性向けの医療保険

近年、女性に向けた医療保険を出す保険会社が多くなってきました。

女性特有の病気。例えば乳がんや子宮筋腫にかかると保障額を上乗せしてくれる。

また満期金・死亡保障・高度障害保障などがつく女性向け保険などもあります。

しかし、いずれの保険も必要はないと言えます。

「女性にやさしい手厚い保険」という謳い文句で、あたかも入った方が良い様に言っていますが、保障が手厚い分はしっかり支払い保険料も高いです。

しかも、女性特有の病気だから特別に治療費が高くなっているわけでもなく、「女性向け」と言う名前なだけで、ただ高い保険料を支払って保障を手厚くしているだけです。

がんが心配であれば、安いがん保険に加入すれば女性特有関係なく保障されるので、そちらで十分と言えるでしょう。

「女性のための」「働く女性に」「女性特有の病気に」

これらは保険会社のマーケティング戦略でしかないと言うことを理解しておきましょう。

子供はそもそも保障が充実している

同じ様に「子供向け医療保険」は必要か相談を受けることもありますが、こちらも不要です。

子供の病気や怪我は、市区町村の公的助成で手厚く保障されています。

未就学児の医療費が無料(一部は中学まで)だったり、わずかな負担で治療をうける事が可能です。

そもそも20才未満の大病や、入院する様な怪我はかなり少ないです。

厚生労働省の調査から見ても、0歳児を除いた子供の入院割合は0.1〜0.2%ほどです。

しかも入院しても、数日で退院するケースがほとんどです。

保険とはリスクをカバーするためのものです。

わざわざ医療保険に入る必要性は限りなく低いと言えるでしょう。

医療以外の子供向け保険はどうか

子供向けの医療保険は必要性が薄いと言いましたが、その他の子供向け保険はどうでしょうか。

学資保険や終身保険、個人賠償保険など、子供の将来や過失に対しての保険がありますが、どれも必要性は少ないと言えます。

学資保険は実際増えるどころかマイナスになる保険も沢山あるので、流動性を考えれば貯蓄で十分ですし、死亡した時のことを考えれば掛け捨ての定期や収入保障で良いでしょう。

解約返戻金のために終身保険に加入しておいてあげようと思うなら、その分投資で増やしておいてあげた方が喜ばれるでしょう。

個人賠償などは親の保険に含まれているものもありますので、まずは自身の保険を確認する必要があります。

「女性特有」「子供向け」「高齢者のための」と、保険会社は様々なフレーズで宣伝をしてきます。

しかし、その多くが実際は「保険会社のため」の保険になっていることを認識する必要があります。

誰のための保険なのか。

自分にとって必要なのか。

冷静に内容を確認して判断していきましょう。

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