五十嵐大輔

2020年11月19日3 分

米国株急落!今後は落ちる?伸びる?

みなさま、こんにちは。DSKです。

16日に新型ワクチン開発で上がった米国株ですが18日には続落しました。

ワクチン開発の期待より、感染拡大抑制に向けた処置の方が強く意識されたようです。

これによりドル指数は約2年ぶりの低水準近くにとどまりました。

近年S&P500に投資を始めた人も多く、どうなるか不安だと思います。

今後S&P500は成長していくのでしょうか?

上昇から一転、S&P500が続落

昨今大人気のS&P500

今月上旬には、SBIアセットマネジメントが運用する「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の純資産残高が800億円を突破したとニュースがありました。

また16日には新型ワクチン開発の期待から史上最高値をつけるなどの盛り上がりを見せていました。

しかし、18日にはニューヨーク市が新型コロナ感染状況を踏まえて学校の対面授業を再び中止するなど、感染拡大抑制処置の影響で下げが加速しました。

コロナ禍の今、S&P500に投資続けることに疑問を持つ投資家も増えてきました。

ですが、長期的に見ればS&P500は成長することが予想されます。

厳しい採用基準

S&P500は米国の優良な銘柄上位500社から構成されており、今回のテスラ待望の採用で分かる様に、その採用基準はとても厳しいものです。

S&P500の採用基準は

  • 時価総額が61億ドル以上ある

  • 評価日までの各半期における売買高が最低25万株ある

  • 最低50%が浮動株である

  • 直近の四半期および直近の連続4四半期で利益が黒字である

以上のことが挙げられます。

その入れ替えの頻度も多く、2000年以降に入れ換えられた銘柄は200近くあります。

それほど残ることが難しい指数でもありますが、その分これからもその時代で大きく成長する銘柄によって、指数の新陳代謝が進んでいくと推測できます。

クレディスイスやモルガン・スタンレーも経済の回復を予想

S&P500に対して、コロナ禍の影響で上がっては下がりと煮え切らない状況が続いていますが、短期ではなく長期で見れば回復すると言う意見が増えています。

モルガン・スタンレーはS&P500について、2021年末までに3900に達すると予想し、来年は全面的にリスクオンの年という予測を示しています。

また米国の金融大手JPモルガンは、S&P500指数が2021年初頭に4000へ到達し、その後もそれ以上になると予測しています。

さらに世界的な欧州系投資銀行であるクレディスイスは、18日に出したレポートでS&P500種株価指数は2021年末までにさらに12%上昇する可能性があると予想し、来年末までに4050の水準に達すると見ています。

もちろん、今後下がると予測する人もいますが、現在のコロナ不況から回復するために、世界的に広範囲の金融政策・財政支援など行われます。

それらが主導となり、感染の落ち着きとともに経済が回復していくでしょう。

まとめ

ワクチン開発やテスラ採用など、S&P500は盛り上がりもありますが、コロナへの警戒もまだ解けてはいない状況です。

ですが、現在の金融政策や財政支援などが主導となり来年以降、世界的に経済は回復していくことが予想されています。

S&P500はその時々の優良銘柄で構成されているので、世界経済が回復に向かうとともに成長するでしょう。

今は将来のための忍耐の時だと言えます。

淡々と仕込みながら気長に回復を待ちましょう。

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