五十嵐大輔

2021年1月23日4 分

家計の予算。作り方間違ってませんか?

みなさま、こんにちは。DSKです。

お金を貯めようとする際や、家計の見直しをする際には、「予算」を考えると思います。

ただ、せっかく考えた予算を超えてしまって、自己嫌悪に陥っている方を見たりします。

ですが「自分は意志が弱い」と思う前に「正しく予算が組めているか?」を確認した方が良いでしょう。

今回は予算の考え方についてです。

予算がないと節約は難しい

お金を貯める際に必要な公式は「収入ー支出>0」です。

これを実現するために、「収入」と「支出」を見積もること。

つまり「予算を組む」ことが必要になります。

予算を組まないで貯蓄を計画するのは、人と待ち合わせをするのに「大体お昼頃で」というくらい曖昧なものです。

「予算は組んでるけど、その通りにいかない」という人もいますが、それは予算の組み方が間違っているのかも知れません。

ではどの様に予算を組んでいけば良いのでしょうか。

収入は低く見積もる

まず収入を見積もるときに、最大値を予算として立てる人が多いです。

予算の上での収入は「確実に使える金額」です。

収入は額面ではなく手取りで考えなければいけません。

日本では税金や社会保険料などがあります。

額面ではなく、手取りで考えましょう。

次に残業代、ボーナス、歩合など不確定なものは予算に組まないor低めに設定しましょう。

よく、残業代やボーナスを予算に入れている人がいますが、急に残業禁止やボーナスカットになったら簡単に計画が狂います。

残業代などの不確定なものは予算に入れてはいけません。

また歩合制などで、そもそも固定給ではない方などもいると思います。

その様な方は、過去の平均値や中央値などを出し、「平均〇〇万円、最低でも〇〇万円」と、低い場合の予算も設定しておく必要があります。

固定費には貯蓄額も折り込む

次に支出ですが、支出には大きく「固定費」と「変動費」があります。

先に予算を立てるのは「固定費」です。

なぜ固定費からかというと固定費は

・毎月かかる費用で、かつ大体同じ金額なので予測が立てやすい

・見直しをすれば、その後ずっと節約になる

・大きい金額が多いので、節約効果も高い

ためです。

そして、最低限貯めたい金額は、この固定費の予算に組み込むことをおすすめします。

このとき、手元にあったら使ってしまうので、自動振替やクレジットで積み立てなど、強制的に徴収される仕組みにしておきましょう。

この強制徴収の仕組みにしておくことで、最初は厳しいかも知れませんが慣れてしまえば、その環境に合わせた残りで生活できる様になります。

そうなってしまえば、貯蓄は成功した様なものです。

変動費は相場を知ってれば大体で良い

ここまで、収入と固定費の予算を正確に考えることをお勧めしましたが、変動費についてはある程度ザックリで大丈夫です。

理由として変動費は、収入や固定費に比べて予測が立て辛いことがあります。

すでに最低限貯蓄しなければいけない金額は固定費に組み込んでいるのですから、変動費は少しくらい幅を持たせても良いのです。

とはいっても、いくらでも使って良いとすると破産してしまいます。

破産しないために、ある程度の目安は作っておく必要があります。

金融広報中央委員会や総務省、生命保険文化センターなどの統計を参考にして、自分の収入ならどれくらいの支出が平均レベルなのかは把握しておく必要はあるでしょう。

その平均レベルを元に予算を組むとともに、項目の定まっていない予算も組んでおきましょう。

残業代が多く出たからたまには贅沢したいということもあるでしょう。

それを「今月の予算は…」と常に考えて生活すると息苦しくなってしまいます。

平均的な支出で生活しつつも、たまに多めに使う分はそこから使いましょう。

まとめ

貯蓄をするためには、予算を組むことが大切です。

そして、その予算の組み方として、

・収入なら手取り金額、かつ残業代などの不確定なものは除く

・固定費を見直して、その固定費の中に貯蓄したい金額も組み込む

・変動費は平均レベルを把握しつつも、少し余裕を持たせておく

このあたりを意識して、貯蓄を成功させていきましょう。

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