五十嵐大輔

2021年1月23日4 分

ポイントは貯め込まずに使う意識が必要

みなさま、こんにちは。DSKです。

最近はキャッシュレスの影響もあって、高還元でポイントが付与されることが多くなりました。

まるで現金の様に使えるからと一生懸命にポイントを貯めている方もいますが、貯めることをあまり重視しない方が良いでしょう。

むしろ、あまり貯めようとせず、使い切ってしまう意識を持つことが大切です。

無駄な買い物でポイントを貯めてしまう

ポイントを貯めること自体は悪いことではありません。

ただあまり貯めることを重視してしまうと、「お得だから」と無駄な買い物をしてしまう可能性が高くなります。

これは昔からお店のポイントカードなどでもいましたが、

「あと〇〇円買ったら△ポイントもらえるな」

と不要なものまで買ってしまいかねません。

ポイント額より安い買い物はないので、必要なものを必要な分だけ買うことが、本来は一番無駄が少ないはずです。

不利な条件、タイミングで買い物をしてしまう

ポイントを貯めている人は、1つのポイントに集約している人が多いと思います。

それ自体は悪くないのですが、あまり集約することに固執してはいけません。

集約に固執してしまうと、不利な条件やタイミングで買うことになりかねないからです。

例えば、amazonで1000円のものが楽天で1200円で売られているとします。

しかし、楽天ポイントを貯めているからといって、amazonを確認すらしない場合が多くあります。

また、〇〇セールの時に買うことを意識しすぎて、待ってしまうことで安い時を逃すこともあるでしょう。

ポイントを集約することは大切ですが、そのために本来より不利な条件で購入するのは本末転倒です。

利用可能できなくなる可能性

ポイントを貯めることを重視している人の中には、

「〇万ポイントまで貯まったら一気に使う」と嬉しそうに話す人がいます。

ですが、それが何年も先になるなら気をつけましょう。

そのポイントが数年後も使える保証がないからです。

知人が昔、Tポイントを沢山貯めてブックオフで大量購入する計画を立てていました。

結果としては、ブックオフがTポイントとの提携を辞めたため、知人の計画は失敗してしまいました。

これが現金であれば、計画通りにできたと思いますが、ポイントは使えなくなる可能性があります。

ポイントは早く使い、現金を残しておく方が何にでも使えるので応用が効きます。

あまり長期のポイント保有は辞めておきましょう。

失効の恐れがある

ポイントの中には永久ポイントもありますが、多くは有効期限があったり、条件付きの永久ポイントです。

一生懸命貯めていたとしても、何かの表紙に条件をクリアできなかったり、有効期限をすぎてしまえば、その分のポイントが失われてしまいます。

また、自分はキッチリやっていても、企業が倒産や経営難でポイントの価値がなくなることもあります。

現金であれば、価値が下がることはあっても失効ということにはなりません。

資産を増やしてくれない

ポイントを大事にして、ポイントを残しておくために、わざわざ現金を減らす人もいます。

ですが現金とポイント、どちらが価値があるかというと現金です。

仮に1ポイント=1円で使えるポイントだったとしても、価値は現金の方が上です。

なぜなら、現金は用途が制限されていませんし、投資の原資として利用することができます。

最近はポイントが投資に利用できるものもあるので、ポイント投資に回すことは良いと思います。

あくまでポイントのまま溜め込むことが問題ということです。

貯め込む人は、企業だとしたら黒字倒産しやすい人

企業としては同じ利益だとしても、90円の売上と100円で10ポイントの還元ではキャッシュフローに違いがあります。

100円でポイント還元の場合、売上時に入ってくるキャッシュは100円。

でもポイントは使われた時ですし、もしかしたら使われない場合もあります。

同じ利益でもポイントバックの方がキャッシュフローは良好になります。

逆に消費者はキャッシュが減り、ポイント失効のリスクを追っています。

ポイントを貯めることを重視している人は、企業で言えば約束手形を一生懸命集めているのと変わりません。

企業は資産の量も大切ですが、流動性などキャッシュフローも大切です。

ポイントを貯めることに固執して、「ポイントは沢山あるけど、手元の現金がない」とならないためにも、ポイントは早く使い現金を残し、キャッシュフローを良好にしておきましょう。

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