五十嵐大輔

2021年2月15日3 分

一見幸せ?お金を貯めすぎている人の注意点

みなさま、こんにちは。DSKです。

今の日本では将来のお金が心配だと、資産形成を始める人は増えています。

ですが相談に来るお客様の中には、すでに十分な資金がある方もいらっしゃいます。

資産形成ができているならライフプランの相談もいらないのでは?

実はこういった方も貯めれない方と同じで、ライフプランを見直してみた方が良いのです。

その理由を説明します。

お金貯めすぎ症候群

家計の見直しをする際に、多くの場合は見直しをすることによって支出が下がります。

ですが、中には支出額が増える場合があります。

それはお金を貯めすぎている人です。

お金を貯めることは良いことだと思いますが、あまりにも貯めすぎていると注意が必要です。

それは将来が見えていない可能性があるからです。

このケースの場合、将来が不安でたまらず「老後資金の準備をしっかりしなければ」と脅迫に似た感覚で節約をしてお金を貯めていきます。

そして老後になってもあまり使わず、最終的に多くの資産を残して亡くなってしまうことになります。

不安による貯蓄は使えない

確かに老後の期間は長くなっているので、老後資金を準備することは大切です。

そのための貯蓄ができていることは大変素晴らしいことです。

ただ、このケースの問題はお金を貯めるために生活してしまうことです。

老後の生活費を準備するため、今の生活を厳しくしてでもお金を貯め、そして老後にはなるべく使わない様に生活を切り詰める。

このケースの場合、老後に対してや貯蓄の残高に対して、極度の不安を抱えている場合が多いです。

またこの場合、必要以上の保険に入っていることも多いです。

両方とも、万が一や将来への不安が大きすぎて、どんなに準備しても不安が消えず、とにかく保証や安心を求めます。

はたから見たら倹約家で堅実、将来の不安なんて関係ない様に見えますが、本人は常に不安で仕方ないのです。

しっかり出来ているのに、なぜそんなに不安なのでしょうか。

分かってしまえば恐怖はなくなる

不安になってしまう理由、必要な金額が分かっていない事です。

お金に限らずですが、分からない・知らないものを怖いですよね。

例えば、レストランに行ってメニューが全て、「有料」か「無料」しか書いてなかったら、安心して注文できないですよね。

同じ様に、将来必要なお金が分かっていないと、どれだけ残しておけば良いか分からず、使うに使えません。

逆にいうと必要な金額が分かれば、その分だけ残しておけば使って良いとなるので、心に余裕が生まれます。

これは資産形成にも言える事で、将来どのくらいの生活水準で何歳まで生きた場合に、どれくらいの資金が必要か分かれば、それ以上の資金は使ってしまっても良いとわかるので、その使える分までは安心して利用できます。

100%を求めると、心が危険

この様な説明をすると「もし万が一があったら」と考える方もいると思います。

答えは「その時は諦めましょう」です。

無責任かもしれませんが、世の中に100%はありえません。

計算上90%、80%でそうなるならば、問題ないと思った方がいいです。

天気予報で90%晴れの時に、傘を持ち歩かないのと同じです。

どんなに注意していても事故に巻き込まれることはありますし、病気になることもあります。

超大手企業が倒産することもあります。

ですが、なぜかお金の話にだけは100%を求める人がいますが、他のことは100%でない事ばかりやっています。

そう考えると100%を求めることが、いかに無理なことかが分かると思います。

しっかりと、高確率で起こり得ることに対しての対応をした上で、余裕があれば自由にする。

将来も大事ですが、今の自分が精神的に潰れてしまったら、お金があっても意味がありません。

なにごとも「良い加減」があります。

今も将来も、お金もあって楽しめている状況を作っていきましょう。

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