五十嵐大輔

2021年3月21日3 分

学資保険はいらない。デメリットを知ろう

みなさま、こんにちは。DSKです。

もうすぐ新しい年度が始まりますね。

春になるとよく聞かれるのが教育資金について。

私も知人によく聞かれます。

「どこの学資保険に入ったら良いかな?」

答えは「どこにも入らないで良い」です。

今の超低金利時代、もう「教育資金=学資保険」の考え方はいりません。

なぜいらないのか。

デメリットを説明します。

学資保険は増えません

学資保険に入れば、満期にお金が増えて戻ってくるから、教育資金の調達に役立つ。

これはもう昔の話です。

今は一番良い学資保険でも返戻率が高くても106%

10年間で188万円ほど支払って、戻ってくるのは22年かけて200万円。

差額の12万円を22年で割ったら月に454円。

月に500円ずつ余計に貯めれば学資保険と同じ金額になります。

しかも、10年で188万円なら月に15666円の支払いですが、22年間かければ追加の500円を合わせても、毎月7575円で済むので家計の負担は少なくて済みます。

さらに、学資保険では無駄な特約が沢山あり、特約をつけることで支払額より返戻金が少なくなるので、予定していた資金にならなくて困ることにもなります。

増えるから学資保険と考えていた人は違う方法を考えましょう。

インフレに弱い+流動性が低い

学資保険は増えないと説明しましたが、それでも

「銀行よりはマシだから」

という人もいるでしょう。

ですが、学資保険はインフレに弱いというデメリットがあります。

長期的にお金の価値は下がっていきます。

インフレ率の低い日本でも少しずつ生活費は上がっています。

仮に0.5%で増え続けたら、10年後には5%も上がっています。

学士は保険は10年や20年先の金額が決まっていて、その金額は数%しか増えていません。

せっかく学資保険に入ったのに、お金が減っていくことになります。

しかも、保険期間中は引き出すことができません。

預金なら急な出費が必要になったった際には引き出せますが、学資保険はお金に困った時でも引き出すことはできません。

増えもせず、むしろ減る可能性も高いのに、引き出しもできない。

これならば、まだ流動性のある預金の方が良いと言えるでしょう。

教育資金は保険に限らない

では、学資保険以外にどうやって調達したら良いのか。

まずは普通に預金です。

上記でも書いた通り、学資保険と預金ではそこまで金額は変わってききません。

むしろ流動性を考えると預金の方が利便性が高いので良いでしょう。

わざわざ引き出せない保険に費やすくらいなら、堅実に預金した方がいいでしょう。

また、最近はNISAなどの投資を活用する人も増えてきました。

投資の良い点は、将来的に増える可能性があるので預金や学資保険に比べて、少ない金額で教育資金を作れる可能性があるということです。

デメリットとしては、最悪元本割れを起こすということです。

これは、インデックス投資や債券割合が高いなどの投資をすることで、元本割れのリスクを低くして運用することはできます。

ちなみに過去のデータではS&P500を20年行えば、いつから始めても元本割れは起きていません。

ただ、やはり投資なので何があるか分かりません。

そのため、最低限は預金で作っておき、上値を投資で増やすなどの組み合わせが好ましいでしょう。

また投資の中には元本が確保されている様な商品もあるので、そちらで増やすというのも良いと思います。

投資にしても預金にしても、早めに行うことによって準備期間を長く取ることができます。

教育費にいくら必要なのか考え、早めに行動に移していきましょう。

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