五十嵐大輔

2021年5月6日3 分

長期が良い!って年齢考えてますか?

みなさま、こんにちは。DSKです。

先日、お客様から「他のところで30年の積立投資を勧められた」と相談をうけました。

それを聞いて、即「やめた方が良いです」と回答しました。

なぜかというと、そのお客様は今年43歳。

30年間の積立をすると、73歳まで積立することになります。

確かに投資は、長期だとリスクも低くなりますが、それよりも前に継続できる期間を考えましょう。

長期投資はリスクを下げられる

「投資はリスクがあって怖い」という方には、分散をすることをお勧めしています。

分散には、商品やカテゴリー、国、通貨、時間(時期)など様々あります。

その1つとして長期で時間(時期)を分散させることによって、リスクを下げる積立投資は、少額からできますし時間の余裕がある人にとっては良い方法です。

毎月一定額を投資することによって、相場が上昇したときには少なく買い、下落したときには多く購入することができます。

相場は上下を繰り返すので、一定額を購入し続けることによって、一時的な高値掴みを回避したり、下落したときに数を増やすことが可能です。

下落時に多く購入しておくことで、資産数を多く保有することができます。

もちろん、数が多くなってきてからの下落で、大きく資産価値が下がることもありますが、回復する見込みのある資産、かつ回復するまで待てる余裕があれば、大きく資産を増やすことが可能です。

この様に長期+積立を行うことで、少額からでもリスクを抑えながら、ある程度の資産増を見込むことができます。

投資期間は拠出も続く

長期の積立投資はリスクを抑えるのに効果があります。

ですが、だからと言って万人に当てはまるかというとそうではありません。

積立投資なので、当然その期間は継続して資金を拠出し続ける必要があります。

住宅ローンでも同じですが、現在に安定した収入があったとしても、それが老後まで続くと負担になりかねません。

今の定額拠出がいつまで続けられるか。

これを考えずに、ただただ長期積立が良いと盲目的に行うのは危険です。

せっかく将来のためにと投資を始めたのに、その将来に投資のせいで生活が厳しくなってしまっては意味がありません。

シミュレーションなどを作成すると、長期になればなるほど資産は大きくなります。

毎月の支出を少なくして資産を増やしたい。

そうなれば長期の方が有利になりますが、本当に拠出が続けられるのかは、冷静になって判断する必要があるでしょう。

使いたいときに暴落しても待てますか?

長期での投資は拠出し続けられるかの判断が必要です。

では仮に貯蓄などから拠出し切れるならばどうでしょうか。

それなら期間を長くしても大丈夫。と感じるかもしれません。

しかし、時間的な分散投資でリスクは低いとはいえ、自分が使いたいタイミングで暴落しない保証はありません。

仮に拠出し切ったとして、その時に資産が暴落してしまったらどうでしょう。

50~60代であれば、回復するまで10年ほど待つ事は可能かもしれません。

ですが、ほとんどの方は70代から10年間、回復を待ち続けるのは厳しいでしょう。

特に老後の資産として投資を行ってきた方は、積立終了時にお金が欲しいから投資している方が多いと思います。

欲しい時のための投資が使えない。

この状態はかなり辛いです。

少なくとも5年は余裕期間を持った状態で投資をするべきでしょう。

長期積立は初心者にもおすすめですが、それが本当に自分にもあっているのか。

最悪なパターンも想定して、対策をとっていきましょう。

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