五十嵐大輔

2021年5月8日3 分

個人事業主。でも依存している。

みなさま、こんにちは。DSKです。

ウーバーイーツが10日から新報酬体系を全国に広げるそうです。

先行導入されていた地域からは「報酬の引き下げだ」と言われていましたが、文句を言っても依存してしまった以上、企業に分があります。

個人事業になって会社から解放されたと思っても、どこかの企業に依存していたら本当の安定はありません。

自身で稼げることと、ただ会社員じゃなくなったことを混同しない様にしましょう。

個人事業主になる人が増えた

近年、会社員の副業解禁により副業を行う人が増えてきました。

またSESなどの様に会社員から個人事業主になって、業務委託として働く人も増えてきました。

ただ会社にしがみ付くだけでなく、自身でやれることをやっていこうとなっている今の風潮は良い流れだと思います。

一方、ただ会社員じゃなくなったことを、独立だと勘違いしている人もいます。

「個人事業主です」というと、自身でビジネスをしている様に見えますが、それが企業で業務委託になっただけであれば、独立したとは言えません。

企業に依存している状態では、雇用形態が変わっただけで会社員と変わりはないのです。

会社に依存=企業に命運を左右される

「業務委託でも独立は独立だ」という方もいるかも知れません。

確かに形上は独立をしたことになるでしょう。

しかし、その委託してくれている企業が倒産したらどうでしょう。

すぐに収入の目処は立てられるでしょうか。

企業に依存している状態では、失業した人と同じ様に露頭に迷うのではないでしょう。

むしろ会社員と違い失業保険もないので、生活は厳しくなりやすいです。

下手に独立してしまうと、守っていてくれるものが少なくなる可能性もあります。

倒産までしなくとも、企業が委託料の引き下げを行ったらどうでしょう。

「だったら違うところの依頼を受ける」とすぐに仕事を切ることができるでしょうか。

企業に依存している状態では、仮に引き下げが行われても従わざるを得ません。

この様な状態では独立とは言えないでしょう。

会社員で依存してなければ良い

「会社に依存せずに生きていく」というと、独立や個人事業などをイメージする方が多いですが、別に会社員をやめる必要はありません。

会社員だとしても、能力が高い人であれば比較的自由は与えられることもあります。

またいつでも他社で働ける能力があれば、会社が嫌になれば退社することができます。

会社員をいつ辞めても大丈夫な様に、副業で生活費を賄っている人もいます。

「会社に依存せずに生きていく」ということは会社員を辞めることではありません。

会社の待遇が悪くなっても、会社を辞めても、食べていける状態になっていることです。

いつでも転職先が見つかる。条件が悪くなったら契約を切れる。仕事を自分で作れる。

こういった状態になっておくことが必要です。

独立や起業、個人事業といった名称に囚われずに、どの様な状況をつくりたいかを考えて、そのための努力をしていきましょう。

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