五十嵐大輔

2021年6月29日3 分

環境・ツールを使って資産を形成しよう

住信SBIネット銀行は6月17日、定額自動振替サービスの提供を開始しました。

円普通預金口座から、目的別口座や証券口座と連携するSBIハイブリッド預金に自動的に振り替えできるサービスとなっています。

毎日、毎週、毎月のタイミングを決め、1円から自動振替金額を設定できます。

最近は貯蓄や資産形成を意思に頼らなくてすむサービスが増えてきました。

「続けられるか不安」という人ほど、こういったサービスを利用して資産形成を行っていきましょう。

資産形成は長期になる

「貯蓄がうまくできない」という相談を受けることが多いですが、そういった方に共通していることの1つに「長期視点で考えていない」ということがあります。

資産形成を行うために大事なのは長期間継続するということです。

もちろん固定費の見直しなども大切ですが、それだけでは余剰資金を作ることにはなっても、資産形成にはなりません。

資産形成をするには余剰資金を使って、資産を増やしていかなければなりません。

資産形成をしたいと思っている場合、大抵はまとまったお金があるわけではないと思います。

つまり、余剰資金を長期間かけて大きくしていくことが必要になるのです。

そのため長期で考えていなければ、無理な計画を立てることになり、計画が途中で破綻してしまうのです。

長期でやるのに自分の意思だけは厳しい

「長期で計画を立てているのに上手くいかない」という相談を受けることも多くあります。

長期で計画を立てているのに上手くいかない人の多くは、資産形成するための環境を整えていない場合が多いです。

勉強やダイエットもそうですが、同じ気持ちでも置いている環境次第ではすぐ挫折してしまいます。

例えば、勉強している真横で常にゲームや遊びをしている友人に「一緒に遊ぼう」と言われ続けて勉強が捗るでしょうか。

ダイエットをしているのに、毎週友人から「どこどこのスイーツが美味しいから食べに行こう」と言われたり「そんな辛いことするより美味しいもの食べた方がストレスがなくて健康にいい」と言われ続けたらどうでしょう。

どちらも、よほど強靭な精神がなければ最高の効果を出すことは難しいでしょう。

資産形成も同じです。

余剰資金があって貯金しようと思っても、周りが浪費家ばかりであれば継続は難しいでしょう。

また周りが浪費家でなくとも、日々の誘惑を断ち切って貯蓄を継続するのは大変です。

人は弱いので、何か気持ちが揺らぐことがあれば、簡単に流れてしまいます。

使えなければ使わない

ではどうすれば効果的に資産形成が上手くいくのでしょうか。

それは「先取り貯蓄」です。

多くの人が勘違いしていることに「収入ー支出=貯蓄」というものがありますが、資産形成をしたいと思うなら「収入ー貯蓄=支出可能額」と考える必要があります。

そのために、収入が入ったらまず使う前に貯蓄分を分けて使えなくすることが大切になります。

昔からあるものとしては、財形貯蓄など天引きで貯蓄するものなどがありますが、最近は自動で目的別口座に移すなどのサービスも増えています。

また積立投資など、毎月勝手に引き落としやカード決済がかかる投資もあります。

こういったツールを使うことによって、自分の意思では続けられないことも簡単に継続することが出来るようになります。

使えるお金を無くしてしまえば、使いたくても使えませんから、勝手に資産形成が進んでいきます。

資産形成をしようと考える人は、欲に耐え将来を考えられる人だと思います。

ですが、それでも「自分の意思の力だけでは絶対に無理」くらいに認識して、環境やツールを使って効果的な資産形成を行なっていきましょう。

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