五十嵐大輔

2021年12月23日3 分

来年は株価が荒れる!?積立は気にせずどっしり構えよう。

みなさん、こんにちは。DSKです。

先週米国がテーパリングの前倒しと早期利上げを発表しました。

コロナ禍の下、経済政策のもと右肩上がりに推移してきたマーケットですが、来年は回復していく経済と政策発表で相場が荒れると予想されています。

相場があれることは投資家としては不安なことですが、長期の積立を行っている投資家はこういった場面こそ落ち着いて、どっしりと構えておきましょう。

コロナの経済対策の影響で上昇した株価

2021年は、コロナ禍で落ち込んだ経済を食い止めようと、主要国が一斉に大胆な金融緩和を行い市中にお金を流し込みました。

流れ込んだお金があふれ、リターンを求めて株式市場に流れた結果、世界的に株価は右肩上がりに推移し、多くの投資家が資産を増やす年となりました。

しかし、金融緩和で回復した経済は適切に処置しないと、インフレが進みバブルになってしまいます。

そこでいち早く回復したアメリカから先陣を切って、今度は金融緩和を抑えていく流れに切り替えました。

これが最近話題のテーパリングです。

予想以上の経済回復と利上げの急展開

経済が回復する過程でインフレになることが予想されていたので、それを止めるためにもテーパリングが行われることは想定されていました。

しかし実際には、想定以上にインフレが高まってしまったことで、金融の引き締めを前倒しすることになりました。

ただ、今回の発表を受けて経済が実際にはどう動いていくのかは、また未知です。

来年はこうした想定外も考えつつ、経済と政策のやり取りを見極めていくことが重要になるでしょう。

近年始めた投資初心者にとっては、どうして良いか分からないと言った不安が出てきます。

積立投資家は他人事くらいで良い

確かに短期売買を行う投資家にとっては難しい局面にあると思います。

しかし、積立投資家の方はそこまで不安に感じる必要はないでしょう。

積立投資の場合、最終的な出口でどうなるかが重要なので、一時的な荒れ相場はあまり関係がありません。

もちろん、自身の出口付近で相場が荒れそうな時は気を使うかもしれませんが、多くの人は近年積立を始めているので、あまり気にする必要はないでしょう。

「なんか大変そうだな〜」と他人事の気持ちでいるくらいがちょうど良いでしょう。

短期的な相場に一喜一憂せずに、どっしりと構えておきましょう。

積立投資家も勉強は必要

積立投資家にとって、短期的な荒れ相場はあまり気にしなくて良いものですが、かと言って全くの無視で良いという訳ではありません。

積立だからと完全に無視をしていると、いざ自分の出口近くで問題が起こった時に対処できなくなるからです。

積立は途中経過はあまり気にしなくて良いものですが、必ず出口があります。

その出口の時に、最適な方法を取ることができる様になるためにも、日々投資に関してのスキルアップをしておくと良いでしょう。

初心者のうちは積立で相場を気にする必要なく、その間に詳しくなり出口で適切な運用ができる。

これが現状、まだ投資リテラシーの育っていない多くの日本人にとって、最善の方法なのではないでしょうか。

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