五十嵐大輔

2019年12月13日3 分

リスク=危険というわけじゃ無い

みなさま、こんにちは。DSKです。

先日、お客様の相談を受けていた時に「リスクは低くないと危ないですよね?」と聞かれました。

リスク=危険度と思っている人は多いですが、リスクとは変動幅なだけで危険度ではありません。

しっかりとリスクというものを理解して、最適なリスクをとっていきましょう。

ということで、本日のテーマは【リスク=危険というわけじゃ無い】です。

“リスクが高い”は”危ない”という誤解

みなさんはリスクと聞くと、どんなイメージを持っているでしょうか。

日本ではいまだに、「リスク=危険性」というイメージがある人が多いと思います。

これはメディアや雑誌などの影響もありますが、個人のリテラシーの低さも相まって「リスク=危険」という考えが根付いています。

ですが、リスクにはプラスの事象へ変動するアップサイドリスク、マイナスに変動するダウンサイドリスクの2つのパターンがあります。

リスクとは”危険の度合い”という事ではなく、ただの変動の幅なのです。

つまりリスクが高いということは、危険度が高いのではなく、予想できる値動きが大きいというだけなのです。

リスクとリターンは比例する理由

投資では「リスクとリターンは比例する」とよく言われていますが、これはリスクの性質上当たり前のことでもあります。

相場が大きく動くものは、その変動幅が広いため”リスクが高い”となり、動きが小さいものは”リスクが低い”となります。

相場が大きく動いた際に、大きく上がればリターンが大きくなりますし、大きく下がれば損失も大きくなります。

そのため、リターンが大きいほど変動幅=リスクも大きくなるのは当然でしょう。

「リスクとリターンは比例する」というのも、こう言ったところからきています。

したがって、"リスクを取る"とは"危険に飛び込む"ではなく"変動幅を受け入れる"事です。

そして、"リスクがない"というのは"安全なもの"ではなく"何も変わらない"という事です。

「今のままじゃまずい」と言っておいて「リスクが無いものが良い」というのは矛盾しています。

矛盾したものを求めると損をする

リスクとリターンが比例するのは当然のことですが、中には比例しない矛盾した商品があります。

ハイリスクローリターン商品を聞いても投資する人はいないと思いますが、ローリスクハイリターンと聞くと初めてしまう人は少なくありません。

ローリスクミドルリターンなどは判断基準によってはあると思いますが、ローリスクハイリターンの商品は原則的にはあり得ません。

そう言った、矛盾を無視して楽に儲けようとした結果、詐欺の被害に遭う人が沢山いますので気をつけましょう。

ただ、リスクは「危険」でも「倒すべき敵」でもありません。

ハイリスクでも、自分が納得して始めればハイリターンも見込めるので、十分投資になります。

自身が許容できると思う範囲を決め、上手にリスクと付き合っていきましょう。

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