五十嵐大輔

2019年10月8日3 分

年金はもらえない前提で生きる

みなさま、こんにちは。DSKです。

先日、知人から「もう年金って言っても、いつまで貰えるか分からないね」と話をしていました。

知人は50代なのでまだ十分貰える年代ですが、若いころから自分で資金を貯めてきていたので、年金が無くなっても困らないと言っていました。

年金に左右されないようになると、経済的にも精神的にも安定しますね。

ということで、本日のテーマは【年金はもらえない前提で生きる】です。

財政検証は楽観的観測

今月27日に厚生労働省から財政検証が発表された。

今回の発表によると、現在の制度で年金は維持可能という結論です。

ただこれは、各メディアなどが報じているように楽観的な見直しでの判断となります。

経済の状況によって予測を立てるのですが、全6ケースのうち年金維持が出来るとされる所得代替率50%以上は上位の3ケースのみで、最悪のケースでは2050年代には年金積立資金が枯渇することになります。

こうなってくると、更なる保険料の負担増や増税、他の保障の削減などが必要になってきます。

最悪のケースで考えて維持が出来るとならなければ、維持が可能というのが正しい回答とは言えないでしょう。

本当の最悪はもっと低い

また今回の最悪のケースの場合であっても、本当に最悪とは言えません。

今回の試算では、全てのケースで賃金が上昇することを前提としています。

最悪のケースの場合、経済成長をしないのに賃金は上昇するという不思議な試算になっています。

経済成長しないのに賃金が上がるという事は、企業が損をしてでも給料を上げることになり、無理がある試算といえるでしょう。

さらに言えば、将来的に支出増加や寿命延長、労働人口の低下など予想以上の状態になる可能性も十分にあります。

冷静に考えていけば、今の20、30代などは年金は貰えない、または受給年齢がかなり高齢になる事が予測されます。

自分で資産を作れば振り回されない

また、今年2月には年金運用で14兆の大損失を出したことも報じられていました。

年金運用は何十年と続くので短期で騒ぐ必要はありませんが、運用によっては財源が不足する可能性もある事は理解しておく必要があるでしょう。

年金だけに頼っていると、こういった年金に関する情報に振り回される事になります。

現在の状況だけでも若い世代が将来、年金だけで生活することは難しいでしょう。

ではどうするかと言うと、将来のために一生働ける技術を磨いたり、資産形成を行っていく必要があります。

年金は年金で、万が一が起きた時のセーフネットとしての価値はあります。

掛け捨ての保険商品と考えて、将来の生活は自分で準備しておくことが大切になります。

国に任せて振り回されないためにも、年金がなくても大丈夫なような土台を作っていきましょう。

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