五十嵐大輔

2019年9月9日3 分

投資は資産形成に効果的だが万能ではない

みなさま、こんにちは。DSKです。

以前、新車を買った友人が「次の乗換目安までの5年間積立投資をするのってどうかな」と聞いてきました。

その目的なら定期預金の方が良い事とその理由を説明しました。

投資のハードルが下がったのは良い事ですが、お金を準備するなら何でも投資が良いとなるのも問題です。

ということで、本日のテーマは【投資は資産形成に効果的だが万能ではない】です。

短期計画に積立投資は向かない

最近は将来の為にと投資を始める人が増えましたね。

弊社でも投資方法や資産形成について、質問を頂くことが増えました。

特に積立投資は初心者でも行いやすいという事もあり、開始を検討している人も多いです。

多くの場合、老後の資金作りや子供の教育費を作る為など長期的な計画です。

ただ、中には「買いたいものがあるので、その資金作りに投資がしたい」や「数年後にイベントがあるからそれまでに増やそうと思って」など短期的な計画の相談もあります。

積立投資は「定額」を「定期的に」で「長期間」行う事に意味があります。

基本的に数年で辞めたり引き出しをするのであれば積立投資は向きません。

短期投資はリスクが高くなる

短期的な資金計画に積立は向かないと説明しました。

では、通常のNISAなど短期投資ならどうでしょう。

NISAは短期投資を行うのに有効な手段の1つとなります。

ただ、短期投資で大きいリターンを出そうと思ったら、その分リスクも大きくなります。

投資に慣れていて損失を回避できる人であれば良いですが、初心者が短期で大きな利益を出そうとするのは投機的に近くなるので、おすすめ出来ません。

もちろん、余剰金で失っても困らない場合などは投機的でも良いですが、用途が決まっている資金はリスクを下げておいた方が無難です。

数年後など、短期間で使うお金を作りたいのであれば、単純に数年間貯蓄をした方が早いでしょう。

なんでも『貯蓄から投資』にしてはいけない

投資は資産形成に適した方法です。

ですが、それは長期的な視野で行った場合です。

積立投資に限らず、不動産投資などもインカムゲインで長期で収入を得ていきます。

金融資産でも現物資産でも、キャピタルゲインによる短期投資はリスクが高くなります。

もちろん、それが悪いわけではありません。

何でもそうですが、ものには向き不向きがあります。

お金に関しても同じで、リスク管理には保険を利用したり、近い将来の資金は貯蓄を選択したり。

『貯蓄から投資へ』とは言いますが、何でもかんでも投資の方が有利なわけではありません。

目的に合った方法を選んで、無駄なく資産を形成していきましょう。

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