五十嵐大輔

2020年2月13日3 分

税金のクレジット払いの盲点

みなさま、こんにちは。DSKです。

先日、友人が「税金もカードで払えるなら、カード使わないと損だね」と言っていたので、「場合によってはカード払いの方が損する」と伝えました。

税金のカード払いはポイントが貯まるので嬉しいのですが、ポイントに気を取られて余計にお金を払うことになるかも知れません。

ということで、本日のテーマは【税金のクレジット払いの盲点】です。

確定申告の納付方法は大きく3種類

今年も確定申告の季節がやってきました。

個人事業主の方は所得税の納付時期でもありますね。

納付額も気になりますが、どうやって支払いをしようか迷う方もいるのではないでしょうか。

税金の納付には大きく分けて3パターンあります。

1、税務署や金融機関、コンビニなどで支払う”現金納付”

2、指定口座から引き落としされる”振替納付”

3、クレジットカードやe-taxなどの”電子納付”

特に3つ目の電子納付は、スマートフォンを使って納付できるようになるなど、進化が目覚ましく、電子納付を行う人も増えてきました。

またクレジットで支払えばポイントが貯まるとクレジットを選択する人もいますが、注意が必要です。

ポイントより手数料が高い?

クレジット払いを行うメリットとして、いつでも納付ができること。

ショッピングと同じように分割払いができること。

そして、クレジットカードのポイントが貯まることがあります。

このポイントが貯まるということに意識がいき過ぎてしまうと、実は損をすることになってしまうかも知れません。

納税のクレジット払いには最初の1万円までで76円、その後1万円毎に76円の手数料が発生します。

これは割合にすると0.76%です。

ビジネスカードは、私用のクレジットカードに比べて還元率が低い傾向にあります。

利用するクレジットカードによりますが、ポイントとの差を考えなければ余計な出費となってしまうかも知れません。

目の前の金額だけでなく総合的に判断

還元率の低いカードで決済をすることで、ポイントは貯まっても総合的には損をすることがあると書きましたが、これに加え分割も行っていると分割手数料もかかります。

確かに手元に現金がなく、今は出来るだけ支出を下げたいなどの理由で分割を行うことはあると思います。

ですが、1〜2回くらいなら良いですが、10回払いなど分割回数を増やしていくと、それだけ手数料率は上がってしまいます。

クレジットの分割払いはカードローンと同じようなものです。

税務署で分割交渉を行った方が良い場合もあるので、相談してみましょう。

納税負担は出来るだけ少なくしたいと思う人は多いと思います。

ですが、目の前の金額をみて判断せず、年間を通した総合的な判断が必要になってくるでしょう。

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