医療保険は日額1万もいらない
みなさま、こんにちは。DSKです。
先日、友人から医療保険について「入院保障は1万円は必要って言われたけど、そんなにかかるの?」と相談を受けました。
友人について話を聞いた結論は”不要”でした。
平均額で見ると必要そうに見えますが、しっかり自分に合わせて決めていきましょう。
ということで、本日のテーマは【医療保険は日額1万もいらない】です。
日本は医療にお金がかからない
医療保険に加入する際に、どれくらいの保障を付ければ良いのか分からないという人は多いと思います。
見直しの相談などに行くと、多くの人は入院日額1万円を提案されると思います。
ですが、ほとんどの人は日額5000円で十分でしょう。
病気や怪我をすると、入院や手術といった医療費がかかりますが、日本には高額療養費という制度があり、大半の人は月10万以内で収まるので高額な医療費に備える必要がありません。
高額になる場合として先進医療や自由診療がありますが、それらは特約となりますし、大抵は保険適用内の治療で問題ありません。
「治療費以外にもこんなにお金がかかる」理由
高額療養費の話をすると、「でも治療費以外にも入院するとお金がかかりますよ」と言われます。
生命保険文化センターが公表している「生活保障に関する調査」によると、入院時の自己負担額の平均は20.8万、入院日数で割った日額平均は23.300円となっています。
これだけ見ると「やはり入院は治療費以外も沢山かかるんだ」と思ってしまいます。
ですが、この平均額
「高額療養費を利用しなかった人」や「自費診療を受けた人」、「差額ベッド代や食事代」「お見舞いにくる家族の交通費」「入院の日用品や衣類代」も含んでいます。
つまり1人部屋の特別室を使い、保険適用外の獅子診療を受け、お見舞いに家族がタクシーで来るような場合も含まれているのです。
また平均日額は23,300円ですが、6割以上の人が2万円未満に分布しています。
データが中央値ではなく、平均値だということも理解しておくことも大切です。
仮に100人のうち99人が1万でも、1人が100万であれば平均は約2万となります。
平均だからと言って、自分もそうなる可能性が高いわけではないのです。
あなたと提案は合ってますか?
このように「入院するとお金がかかる」理由はとても曖昧です。
かかる人はかかるし、かからない人はかからないと言えるでしょう。
提示された平均が自分とあっているのかを考えるのはとても重要です。
このデータだけでなく、保険会社独自の「経験者に聞いた」データなどがあります。
これも微妙で、お見舞いに来た人の外食費が入っていたり、子供を預けるための保育料なども入れているケースがあります。
入院時の食事代と消耗品代は必ずかかると言って良いでしょう。
よく検討材料にされる差額ベット代も、個室などを望まぬ限りは病院側は請求できません。
そう考えると、意外と入院にかかるお金は少ないのではないでしょうか。
あれもこれもと言われると不安になりますが、冷静に必要な分だけを付けて、無駄な支出を無くしていきましょう。
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