五十嵐大輔

2020年5月12日4 分

マイナンバー通知カード廃止

給付金のオンライン申請の影響で話題になっているマイナンバーカード。

通知カードなら持っているという人もいますが、通知カードもなくしたという人もいます。

そんな「マイナンバー通知カード」が5月下旬で廃止されます。

廃止に伴い出来なくなることは、以下の2つです。

  1. 通知カードの新規発行・再発行

  2. 通知カードの住所や氏名などの記載変更

通知カードの新規発行・再発行が出来ない

通知カードを失くしてしまって、再発行したことがある人もいると思います。

しかし、5月下旬に通知カードが廃止になると、通知カードの新規発行・再発行がなくなります。

マイナンバー通知カードは現在、自身のマイナンバーを証明する書類として使えます。

再発行が出来なくなると、その証明をするにはマイナンバーカードを作るか、マイナンバー入りの住民票を取得しなければいけません。

また、これから新規でマイナンバーが付与される方には、別の形で個人番号が通知されますが、そちらは証明書になりません。

通知カードの住所や氏名などの記載変更ができない

現在、通知カードしかない方は氏名や住所の変更が可能ですが、廃止以降は変更が出来ません。

「今のまま使えるならそれで良いや」と考える人もいると思います。

ですが、結婚や引越しなどによって証明書としての機能がなくなってしまいます。

近いうちに引越しや結婚などの予定がなかったとしても、急な転勤で数日後に引越しが必要になる場合もあります。

そうなる前に余裕を持ってマイナンバーカード にしておいた方が良いでしょう。

早めにマイナンバーカードにしておくメリット

上記では通知カードのままでは出来ないことを書きましたが、マイナンバーカードを持つメリットはなにか。

主なメリットは以下になります。

  1. マイナンバーを証明する書類になる

  2. 本人確認の際の身分証明書になる

  3. 各種行政手続きのオンライン申請ができる

  4. 各種民間オンライン取引で使える(予定)

  5. 市区町村や国等が提供する様々なサービスを一本化

  6. コンビニでの各種証明書の取得が可能

マイナンバーカード を持っていると住民票や印鑑証明書など、今まで役所の時間に合わせて出向かなければならなかったものが、自分のタイミングで取得できる様になります。

また、行政手続きをオンラインで申請することによって、手間や時間が削減できるものもあります。

確定申告などもそうですし、10万の特別定額給付金もオンラインでの申請が可能です。

特に今回の給付金では多くの方が、その優位性を感じたのではないでしょうか。

マイナンバーカードの申請が相次いでいる様ですが、通常でも申請から発行まで1〜2ヶ月かかり、今はコロナの影響もあるので更に手続きが長引くと思われます。

残念ながら今回の給付金では、郵送を待つ方が早いでしょう。

また、現在取り組み中ですが、いままで公共サービスを(図書館カードや高齢者バス定期、健康保険証やお薬手帳など市区町村や国等サービス毎に必要だったカードをマイナンバーカードに一本化しています。

将来的には公共のサービスや施設などは、マイナンバーカード1つあれば受けられる様になるので、大変便利になっていくでしょう。

出典:JIS マイナンバーカード総合サイト-マイナンバーカードの普及促進に関する取組状況(サービス別)-https://www.kojinbango-card.go.jp/hpsv/wpmng/documents/card-tamokuteki-jokyo.pdf

さらに7月からは、好きなキャッシュレス決済選択してチャージすると、25%の還元(最大5000円)というお得なマイナポイントという制度も始まります。

出典:総務省 マイナポイント事業https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/
 

 
以上の様にマイナンバーカードはメリットが多くあります。

まとめ

現時点でのマイナンバーカード保有者は約15%と、まだまだ低いです。

マイナポイントの様な還元は普及率が上がればなくなるでしょう。

また、当面は氏名や住所の変更がなければ証明書として利用できますが、今後利用できなくなる可能性もあります。

今回の給付金の様に、いざ必要な時に証明書として使えない事もリスクです。


 
今はそれどころじゃない方もいると思いますが、落ち着いたら申請できる様に準備しておきましょう。

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