五十嵐大輔

2020年11月24日3 分

買った瞬間損する!それでもコロナ禍で宝くじに行列

みなさま、こんにちは。DSKです。

11月も終わりに近づき、年末恒例の宝くじが発売開始されました。

銀座の宝くじ売り場では、多くの人が列をつくった様です。

今年はコロナ禍で大変だったのもあり、宝くじに希望を持った人もいるのかも知れません。

ただ、宝くじは買った瞬間に損をする商品です。

浪費として遊ぶ程度にしておきましょう。

コロナ禍で宝くじを買う人が増加

今月24日に、毎年恒例の「年末ジャンボ宝くじ」が、全国で一斉に発売されました。

銀座の宝くじ売り場では、発売前からおよそ150人が列をつくったとニュースになっていました。

今年はコロナの影響で生活が厳しくなった人も多く、宝くじに夢を見る人が増えた様です。

オンラインでの販売も人気で、ここ半年間で会員登録はおよそ50万人増え、280万人を超えたそうです。

年末ジャンボは1等・前後賞あわせて賞金額は10億円

1等の7億円は、22本用意されています。

「22本もあるならば、もしかしたら万が一があるんじゃ?」と思うかも知れませんが、そんなに甘くはありません。

では宝くじの当選確率は、一体どれくらいなのか。

宝くじの1等当選確率は2000万分の1

年末ジャンボ1等の当選確率は2000万分の1です。

2000万分の1がどれくらいの数字かと言うと、東京都の人口が約1400万人、千葉県が630万人なので、この2つの都県を合わせた全員から1人選ばれるくらいの確率です。

そうすると「1等は難しくても4等5等なら」と言う方もいるかも知れません。

確かに4等、5等であれば確率は上がります。

例えば4等5万円は10000分の1、5等1万円は333分の1なので大きく確率は上がります。

それでも確率として1%もありません。

99%以上ありえないことにお金を使うことは浪費としか言えません

「でも沢山買ったら当たるのでは?」と感じる方もいるかも知れませんが、残念ながら宝くじは購入した段階で損をする様にできているので、やめた方が良いでしょう。

宝くじの期待値は半分以下

宝くじは購入した段階で損をすると書きましたが、それは宝くじの還元率が低いためです。

宝くじの還元率は「当せん金付証票法」という法律で、50%を超えないよう定められています。

出典: 総務省「宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率」

図を見ていただいても分かる通り、宝くじの還元率は45.7%=1枚あたりの当選金額は150円以下なのです。

つまり150円以下の価値しかないものを、わざわざ300円で購入していることになります。

これが投資やビジネスなら即撤退するはずです。

損をする人と得をする人がいるので、一律ではありませんが、それだけ宝くじの当選確率と還元率が低いことを理解した上で、夢を買うなら良いでしょう。

ですが夢を見るために買うのであれば、それはエンターテイメントです。

あくまでエンターテイメントに支払っている浪費と認識して、最低限で済ませる様に気をつけましょう。

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