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五十嵐大輔

年金は受給額より保険として考える

みなさま、こんにちは。DSKです。


先日、知人が「自分たちの時には年金が対してもらえないから支払いたくない」と言っていました。


気持ちは分かりますが、年金の本質は保険です。


保険として考えると、年金を支払う意識も変わるのではないでしょうか。


ということで本日のテーマは【年金は受給額より保険として考える】です。


年金の受給額が減っていくのは免れない

少し前に老後資金が2000万不足するというニュースが報道され、大きな波紋を呼びました。


また、その報告の中に「今後、受給額の維持も難しい」と記載されています。


少子高齢化の進む日本では、今や年金は2人で1人の高齢者を支えている状態。


2050年には1人で1人を支える状態になります。


当然、受給額の維持は出来ませんので将来は受給額が減っていくでしょう。


そんな状態の中、若い世代などは「どうせもらえないなら払いたくない」という声も聞こえます。


確かに、損すると分かっている商品を強制で支払うなんて、腑に落ちませんよね。


年金の受給額でみるとそうですが、年金を“保険”として考えると見方が変わるかも知れません。


年金の本質は保険

国の保険と聞くと“健康保険”を思い浮かべる人が多いと思いますが、年金も正しくは“年金保険”なので保険です。


年金=老後にもらえるお金というイメージが強いですが、これはあくまで保障内容の1つです。


年金保険には3つの保障があり、1つは老後にもらえる“老齢年金”


他には高度障害状態になった場合の“障害年金”や、働き手が亡くなった場合の“遺族年金”など、万が一があった場合に生活が破綻しないための保険があります。


イメージとしては収入保障保険と個人年金保険のセット商品といったところです。


“老齢年金”も受給額自体は減少していきますが、終身なので長生きリスクへの対策になります。


これは国だからできる保障で、民間の保険でこれだけ手厚い保障をつけることは不可能です。


仮に民間の保険で出来たとしても、高額すぎて加入する人はいないでしょう。


保険として考えると年金は優秀な保険なのです。


生活資金は個人で資産形成を

では老後の資金はどうするのか。


皆さんの中で、保険だけで老後の資金を全て作ろうと考えている人はあまり多くないと思います。


年金も同じく保険なので、他の方法と組み合わせながら資産を作っていきます。


若いうちからコツコツ積立投資で資産形成しても良いですし、まとまった貯蓄を運用に回しても良いでしょう。


定年のない仕事をしながら、足りない時だけ貯蓄で補うのも1つの方法です。


国もNISAやiDeCoなどの整備を作り自己責任を求めています。


年金は保険と割り切って、年金に頼らない資産を各自で作っていきましょう。












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