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五十嵐大輔

やった気になるだけ?お金の貯まらない節約

みなさん、こんにちは。DSKです。


最近円安などの影響で物価が高くなっていますよね。


私の周りでも、この機会に節約を考え出した方も多くいます。


話を聞いていると、中には「その節約は意味ある?」と疑問に思ってしまう様な節約もあります。


しかし、それが一般的には節約に繋がっていると考えられているから驚きです。


なんとなくイメージで節約している気になるものではなく、節約するなら確実に効果のあるものを選んでいきたいですね。


効果の薄い節約


よく行われているが実は効果のない節約術で人気なのが、こまめな家電のオンオフです。


家電製品は電源をつけたときが一番電力を消費するというものが多いものです。


頻繁にオンオフすることで、つけっぱなしよりも余計な電力を消費してしまうこともあります。


特にエアコンは、設定温度まで全力で動くので、こまめに消したりつけたりするよりも、つけっぱなしで部屋の温度を一定にしておく方が、電気代が安くなったりします。


実際に私も「1ヶ月つけっぱなしにする」という実験をしてみましたが、例年より電気代が上がったといったことはありませんでした。


次に、特売日などでまとめ買いをする節約方法。


これもよくある節約術ですが、よほど計画的でなければやめた方がいいです。


まず、本当に必要な分量を明確にしていない場合が多く、なんとなくで買っている方が大半です。


そうした「なんとなく」でまとめ買いするのは、不要なものを買うなど、余計な出費につながる可能性が高くなります。


また、それが食材だった場合、もったいないからと必要以上に食べてしまい、健康や生産性を損なう恐れも大いにあります。


必要な分を必要なだけ購入することが、様々な面で最善な買い物方法と言えるでしょう。


塵が積もってもすぐ吹き飛ぶ


他にも「出来るだけ安いお店を探して行く」というものがありますが、これも程度を考える必要があります。


たとえば、牛乳は〇〇スーパー、卵は△△スーパーというように、はしごをする方がいますが、その移動時間や労力に見合った節約になっているのでしょうか?


同じ様にネットショッピングでも、ひたすら何日も比較をしている様な方もいます。


私も仕事上、価格の比較などをしていますが、意外と時間を使うものです。


1日使って数万円などの違いがあるならば良いと思いますが、数日かけて数千円などであれば、その時間アルバイトをした方がよほど家計は潤います。


また、1日100円のコーヒーも1ヶ月で3000円


こういった節約は、確かに塵も積もれば山となります。


しかし、目に見える支出は頑張って抑えるけれど、固定費には無頓着な方もいます。


そういった場合、せっかくの「ちりつも」でも、1回の無駄な固定費で吹っ飛んでしまいます。


労力に見合った節約なのか?節約の順番は正しいのか?


こういった部分を意識して節約することが必要でしょう。


節約を意識しすぎて貧しくなる


節約をすることは基本的には良いことだと思います。


ですが、中には節約してはいけないものまで節約する方もいます。


例えば、仕事で使うパソコンなどの道具、スキルアップのための参考書やスクール代、バスや電車などの公共の乗り物代、最低限の食費や生活消耗品など。


節約は、あくまで「健康で生産性が保たれた」上でのものでなければなりません。


毎月入る1万円の手当を失ってまで、今月の1万円を節約することも長期で見ればとても大きい損失です。


電車やバス代をケチって、毎日1時間よけいに通勤にかかっていたら、その時間を使って副業をしたり、十分な休息にあてたりすることで、交通費の何倍も稼ぐことができる可能性もあります。


食費や消耗品も、節約のしすぎで身体を壊してしまったら、収入が途絶えてしまいます。


節約は確かにお金を貯めるためには効果のあるものです。


ですが、間違った節約をしてしまうと、お金を貯めるどころか、余計に貧しくなってしまいます。


支出の節約だけでなく、収入の増加や資産形成なども合わせて、しっかりと余裕をもって豊かになっていきましょう。











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