みなさま、こんにちは。DSKです。
近年、多くの人が投資を始め、またメディアなどでも投資に関しての情報が多く出るようになりました。
中には「投資をせずに貯金をしている人はバカだ」という様な人もいます。
それに流されて、貯金を一切しないで投資をしている人も増えてきましたが、一度冷静になった方がいいでしょう。
多くの人にとって投資は良いことですが、物事には順番があります。
焦ってお金を求めて、大事なものを見失わない様にしましょう。
お金の優先度を認識する
最近は株式相場も順調ですし、早くから投資を行っていた人の成績なども紹介されているので、急いで投資をしなきゃと思う方も少なくないでしょう。
ですが物事には順番があり、これはお金にも言えることです。
その順番とはないかというと、
①生活防衛資金
②将来必要資金
③余裕資金
生活防衛資金というのは、急な出費や失業してしまった時などに備えた資金です。
この生活防衛資金は普段の生活水準にもよりますが、最低でも3ヶ月分。
出来れば1年分は作っておくべきでしょう。
続いて将来必要資金、これは子供の学費や住宅の頭金、結婚費用などが当てはまります。
基本的に3〜5年後くらいで使う予定の資金となります。
最後に余裕資金は①と②ができて、しばらく使う予定のないお金を将来に向けて運用するお金になります。
投資を優先すると固定費が上がる
なぜこの順番から作らないといけないのか。
それは投資を優先すると固定費が上がってしまうからです。
それはまず、生活防衛費がないと会社が倒産するなど万が一があった場合に、家賃が払えないなど一瞬にして生活が破綻する恐れがあります。
また、日本人が大好きな生命保険は、生活防衛費を補うためのものです。
多くの人は、生活防衛費がないので、病気になったり、失業してしまったら困るからと保険に入っています。
生活防衛費があれば、その心配がいらないのに、投資を優先してしまって生活防衛費がないために、毎月保険料という固定費をかけることになるのです。
また将来必要資金も同じ様に、自分で貯められなかった人向けに、それを補う様々な借金があります。
住宅頭金を作れなかった人向けに住宅フルローン。
教育費を作れなかった人のために奨学金。
自動車代を作れなかった人のためのカーローン。
結婚資金にはブライダルローン。
将来必要資金を作らなければ、こういったローンをたくさん抱え毎月の固定費がどんどん圧迫されていきますし、支払い総額も高くついてしまいます。
余裕資金だから流動性やリスクを許容できる
この様に、投資に使う資金は①と②を作った後の余裕資金が良いのですが、中には「そのお金も投資で作ればいい」と考える人もいます。
もちろん十分な時間と、リスクを考えた上で間に合う様に投資で行うのは賛成です。
老後の資産も将来必要資金ですが、十分な期間があるので投資で良いのです。
ですが、これはその期間の流動性や資産の変動リスクを許容できるから成り立っているのであって、①や②には十分な期間や余裕はありません。
「平均◯%で増えてるから5年後には◯◯万円になっている」
これはあくまで理想であって、実際の投資は自分の都合の良い時期に増えているとは限りません。
いざ使いたいタイミングで損をしていたら、それこそ意味がなくなってしまいます。
確かに投資は、預金などと比べると資産が増えやすい手法ではあります。
しかし、それはあくまで、余裕資金だから作れるものであって、場合によっては預金の方が重要な場合もあります。
単純に「投資が良い」とならず、ご自身の資産状況と目的に合わせた計画を立てていきましょう。
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