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五十嵐大輔

まとまった資金を投入するのはリスクが高い

みなさま、こんにちは。DSKです。


先日、知人から「若い時から貯蓄が好きで貯めてきたけど、銀行においてあるだけじゃ良くないって聞いたんだけど、どうしたら良い?」と聞かれました。


老後の事もあるので、ハイリターンは狙わずローリスクで分散させて増やしつつ、ある程度は流動性を持たせて銀行に置いておくのはどうかと説明しました。


まとまった資金があっても、分散の意識は持っておくと良いでしょう。


ということで、本日のテーマは【まとまった資金を投入するのはリスクが高い】です。


卵は1つの籠に盛るな

資産形成の基本的な考えに「卵を1つの籠に盛るな」という格言があります。


これは、その1つの籠を落としてしまうと全ての卵が割れてしまうので、リスクを分散させることが大切だという事です。


収入でいえば、給与所得だけだと会社をクビになったら路頭に迷ってしまいますが、複数の収入があれば、収入が減るだけで路頭に迷う事はありません。


投資でいえば、高配当の株に全額投資していたとして、その企業が配当を止めたり株価が暴落したら大損してしまいます。


このように、その時は良くてもいつまで続くか分からない前提で、分散をしておくことが大切です。


退職金や貯蓄も一度に投入しない

投資を行うために、まとまった金額まで貯蓄している人や、退職金を投資に使おうと思っている人もいると思います。


まとまった資金がある事は良い事ですが、それを一度に投資するのも気を付けた方が良いでしょう。


債権や「この企業が大好きで持ち続ける」などであれば良いですが、一度に投入した時期が最高値だと大損をしてしまいます。


ポートフォリオを組んで分散するのと同じ様に、時期もずらして時間的な分散も行うと良いでしょう。


時期的に分散することによって、保有資産の価額が平準化されるので、最大の損失は避けやすくなります。


もちろん「あの時に全額入れていたら…」となる場合もあると思いますが、それは結果論です。


退職金や貯めた資金など、せっかく頑張って得たお金は、堅実に増やすことを優先した方が良いでしょう。


一定額は残し流動性も確保する

また、まとまった資金がある場合には、全てを投資に向けるのではなく、一定額は銀行など流動性を確保しておきましょう。


増やしたいという気持ちから、出来るだけ投資に向けたいと思う気持ちも分かりますが、流動性がない事で損失が生まれることもあります。


例えば、ある程度の貯蓄があれば医療保険など、保険を見直して削減することが出来ます。


流動性のあるお金を残さなければ、安心のために高い保険に入り続けなければいけません。


他にも何か大きな支出があった際に、手持ちがないためにカードの分割や、ローンを組むことになるかも知れません。


金融商品を売れば大丈夫という人もいるかも知れませんが、たまたまそ暴落時であれば現金にするのは躊躇いますよね。


この様な場合などに備えて、すぐ使えるお金も準備しておくことが大切です。


メディアなどで「老後資金が足りない」という様な話を聞くと不安になる事もありますが、変に焦って失敗しないように、堅実な投資を進めていきましょう。








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