みなさん、こんにちは。DSKです。
先日、積み立てを始めたいという友人から「今、円安だから少し落ち着くまで待った方がいいかな?」と相談を受けました。
友人の様に、為替や相場が気になって始められないという方もいると思いますが、正直ないけんとしては「そんなこと気にしてどうするの?」です。
これが積み立てでなく一括の投資であれば、色々と調査をして慎重になるのは当然です。
しかし積み立ては、一時的な相場や為替を気にせず行えるのがメリットです。
それなのにタイミングを気にするというのは理解できていないので、まず投資法の再確認をしていきましょう。
今は投資をしない方がいい?
今年に入り株式市場の軟調な相場が続き、アメリカ株は今週も年初来安値を更新し続けています。
昨年までは、GAFAMに代表されるアメリカのテクノロジー株に投資をするのが個人投資家の間でもブームでした。
中にはレバナスの様に、レバレッジをかけてアメリカ株に全てを注ぎ込むといった投資を行う人もいましたが、現在はアメリカ株から撤退する投資家が増えています。
さらにアメリカ株の下落に加え、現在日本では大幅な円安により、ドル建てで投資をすることのハードルが上がっています。
昨年までの「投資しないのは情弱」といった風潮から一転、「今は投資する時じゃない」といった風潮に変わっている様に感じます。
しかし一括なら分かりますが、積み立てで始める時期を考えるのは意味がありません。
タイミングを考えなくていいのが積み立てのメリットだからです。
数十年後の相場や為替を読める?
積み立てを始める方というのは、比較的初心者の方が多いと思います。
長期でインデックスに積立投資をして、堅実に増やしていこうという方が、ここ数ヶ月の為替や相場に一喜一憂しているのは、全くもって無意味だと言えます。
そもそも、積み立てを行うということは少なくとも出口は10年以上先でしょう。
投資を始めたばかりの方が、今の為替や相場が10年後にどう影響が出るのか分かる
のでしょうか?
初心者に限らず、これはどんなベテラン投資家でも分からないでしょう。
それより、一時的な動きに惑わされて「投資を始める」という大事なことを後回しにすることの方が問題が大きい様に感じます。
この様な状況で判断する方は、何かあればすぐやめて無駄な損失を被ったり、やることへのハードルが上がり、結局なにもせずに時が経っていたということになりかねません。
「相場が下がって為替も悪い。だから何?今はでしょ?」
このくらいの気持ちで積み立てを行う方が健全な投資が出来るでしょう。
悩むのは目的地と船だけ!
近年、インデックス投資の代名詞にもなりつつある大人気のヴァンガード社。
その創業者のジョン・C・ボーグル氏の有名な言葉に
「Stay the Course(航路を守れ)」
というものがあります。
これはどんな状況でも目的地を見失うことなく、航路を守りながら進めという投資に対する理念を著したものです。
ボーグル氏の考えとしては、投資を突き詰めていくと「受動的に、長期にわたって、広範囲で且つ高度に分散されたポートフォリオへの投資」に専念すべきです。
つまり、悩むのは「どこに」「いつまで」投資するかだけで、それが決まってしまえば、何も考えずただただ継続し続けるということだけです。
今の相場が低迷する中、投資を始めるか迷っている方は、ボーグルの言葉と積み立て投資の本質を考え、一時的な感情に流されずに投資を行っていきましょう。
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