みなさま、こんにちは。DSKです。
ここ数週でドル円が円高になりました。
知人から「円高になったら海外旅行安く出来るし、なんでダメなの」と聞かれました。
円高も円安もメリットデメリットがあるのに、なぜ円高は良くないと言われるのでしょうか。
ということで、本日のテーマは【トヨタも下方修正。円高で日本経済が衰退?】です。
円高、円安の生活への影響
円高や円安などの為替の動きが普段の生活に、どう影響を与えているのか分からないという人も多いと思います。
日本は加工貿易の国と言われるほど輸入出が多い国です。
為替が変動すると、この貿易関係に大きく影響してきます。
例えば1ドル100円から120円(円安)になると、外国が日本製品を買う時に安く購入できることになります。
すると「今、日本製品が安い」と外国が沢山買ってくれるようになり、輸出企業を沢山儲かります。
企業が儲かれば給料や税金が多くなり、日本経済が大きくなります。
逆に1ドル80円(円高)になると、外国が日本製品を買う時に高くなります。
すると「日本製品は高いから、少しにしておこう」と買ってくれる量が少なくなり、企業の売り上げが減ってしまいます。
売り上げが落ちれば、税金や給料が少なくなり日本経済は小さくなります。
円高なら輸入品が安くなるから良い?
この説明をすると「円高なら逆に輸入商品が安くなるから、生活は楽になるから円高の方が良い」と言われることがあります。
確かに円高になれば、海外旅行にも安くいけますし、輸入製品が多い外食なども安くなりやすいです。
ですが円高で給料が下がっている場合、使えるお金も少なくなります。
手取りが50万で生活コストが30万なのと、手取りが20万で生活コストが12万では、同じ60%の生活コストでも、自由なお金の量が違います。
日本では自動車など輸出に頼る大手が多いので、円高より円安の方が給料が増える人が多いでしょう。
生活コストが上がっても経済が大きくなった方が良いのではないでしょうか。
どんな状況にも対応できる状況を作る
上記の説明だと円安の方が優れているかのように感じる人もいるかも知れませんが、それはその時の状況によりますし、過度な円安円高はどちらも問題です。
また円高だから必ずデフレになるとも言えませんし、デフレ=経済縮小な訳でもありません。
極論、円高デフレでも日本経済が拡大し、労働者もみんな裕福になれば問題ありません。
ただ現状の日本では円高でデフレになりやすいでしょうし、消費増税なども加われば日本経済にとっては危機となるでしょう。
国の心配は政府に任せるとしても、私たち個人は自分の身を守らなくてはなりません。
そのためには投資や事業など、国や企業に翻弄されないものが必要です。
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