みなさん、こんにちは。DSKです。
近年、将来への不安から「お金の増やし方」についての本や情報が人気ですが、その多くが投資に関する情報です。
もちろん投資を行うことはお金の面だけでなく、非常に大切なことだと思います。
しかし、それも目的があってこそのものですし、自分がいくら必要なのか?そしていくら稼げるのか?
まずは、そういったことから確認していく必要があるでしょう。
今回は、いくら稼げるのかという点で把握しておくべき、これからなくなっていく3つの収入について考えていきたいと思います。
その3つの収入とは何かというと
各種手当
退職金
残業代
です。
それぞれ見ていきましょう。
各種手当
まず各種手当ですが日本の会社員には、家族手当や住宅手当など、日本独自と言える様々な手当があります。
しかし近年働き方改革などにより正規雇用・非正規雇用関係なく同じ労働の人には同じ賃金を支払うという動きが活発になってきました。
同一労働同一賃金となると、会社は正規雇用の人に出していた各種手当なども、非正規雇用の方に出さないといけなくなり、会社として手当ての負担は大きくなります。
そうすると企業としては「非正規雇用の人にも手当を出す」のではなく「正規雇用の手当ても無くそう」になります。
今後は正規雇用の特権だった手当というものが廃止されていく世の中になっていくでしょう。
こういった手当も、毎月の収入として計算をしていた人は、いずれなくなることを想定しておいた方が良いでしょう。
退職金
2つ目が退職金です。
近年の働き方改革により終身雇用がなくなり、転職も簡単に出来るようになりました。
それにより1つの会社で長く働き続けるという人も少なくなり、必然的に退職金という長年勤めたことによる貢献金もなくなってきています。
また確定拠出年金など各個人が退職金を作るという流れにもなってきているため、“企業が積み立ててくれた退職金をもらう”こういった世の中ではなくなってきていると言えます。
住宅ローンや老後の資金など退職金をあてにしていた人は、一度考え直す必要があるかもしれません。
残業代
3つ目が残業代です。
働き方改革により従業員の残業代の限度というものが大きく引き下げられました。
これにより無駄な残業をしなくて済む人が増えた一方、好んで残業をしていた人、または残業代をもらうために遅くまで仕事をしていた人の残業も制限されることとなります。
同じ労働内容であれば基本給に反映してくれれば良いのですが、わざわざ基本給に反映するという会社はなかなか多くはないでしょう。
また時間内に多くの成果をあげる人間の方が優秀だと評価される時代になったので、遅くまで残業をしている人は能力が低いと判断され給与の査定に響くこともあるでしょう。
『たくさん残業して給与を稼ぐ』そういった時代ではなくなってきています。
残業代を収入として計算していた方は、基本給が高くなるように自身の時給単価を上げていく必要があるでしょう。
お金を増やすための原資を安定させよう
このようにこれからの時代は今まで当たり前だったことが通用しなくなる時代です。
『お金を増やすために投資をする』といったことも大切ですが、まずはその原資となる労働収入の地盤を固めていくことが大切です。
ただ働いていれば給料が上がる時代ではありません。
将来の不安を取り除いていくためにも、まずは“労働でお金を稼ぐ”ということを意識することが重要になっていくでしょう。
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