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五十嵐大輔

小分けに積立をして流動性リスク対策を

みなさま、こんにちは。DSKです。


先日、お客様から「出来るだけ投資に回したいけど、この先も考えると大きい額を積み立てるのは不安」という意見を頂きました。


そこで、ひとつにまとめるのではなく、いくつか小分けにする方法をお伝えしました。


これにより、同じ金額でも流動性リスクを下げることが出来ます。


ということで、本日のテーマは【小分けに積立をして流動性リスク対策を】です。


積立投資の流動性リスク

積立投資はドルコスト平均法やインデックス連動など、投資初心者でも比較的低リスクで資産形成を行っていける投資方法です。


ただ、万能というわけではなくデメリットもあります。


積立投資のデメリットは流動性リスクです。


長期的な投資手法である積立投資では、その期間は数年~数十年になります。


少なくとも、1~2年で止めるような投資ではありません。


短期で止めてしまうと損失になる確率も上がってしまうため、不測の事態があった場合が気にかかり踏み出せなくなってしまいます。


保険の好きな日本人ですから、万が一を考えてしまうのも無理はありません。


ですが十分な資金があるのに、低確率の事のために資産形成を抑えてしまうのはもったいないです。


そんな時は、小分けに積立をしてみましょう。


積立を小分けにするメリット

例えば、月に6万円ずつ積立できる余裕がある場合に、2万の積立を3つ行うといった方法です。


仮に将来4万でなければ難しくなったとします。


6万を1つで行っていた場合、解約したタイミングによっては大きな損失が出る可能性があります。


これを3つに分けておくことで、損失の可能性があるのは2万の積立1つで済みます。


また1つのものを止めるということは、資産形成が止まってしまいます。


小分けにしておけば、残りの4万は継続して運用しているので資産形成が止まる事もありません。


もちろん、止めなくてすむ額を投資することが前提ですが、万が一の場合を考えてリスク分散として小分けにしておくことも良いでしょう。


小分けにして組み合わせる方法もある

また小分けにするだけでなく、時期をずらという方法や違う商品を組み合わせるという方法もあります。


例えば、まず2万で始めて2年後にもう2万。


さらに数年後に2万という様に時期をずらすことにより、6万を同時に支払う期間を短くすることも出来ます。


また「4万は25年の商品」「残り2万は15年の商品」など、目的や支払い額や期間を調整して投資するのも、リスク分散に役立ちます。


投資では様々なところで分散を考える場所があります。


最大限分散をしていくことでリスクを下げていくことは出来ます。


分散するということは労力が増えてしまったり、収益率が下がってしまうなどのデメリットもあります。


あまり分散に固執しすぎてはいけませんが、どの程度まで分散するかは個人の許容量によるので、自身で把握しておきましょう。


ただ、不安で踏み出せないのなら、まずはリスクを下げて行動できるようになるのが優先です。


2万は老後用で25年にして、学資用は別に2万を15年、余裕が出てきそうな5年後に老後用に2万をもう1つなど、積立商品をうまく組み合わせながら資産形成を成功させていきましょう。






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