焦って無理やり投資をしても危ないだけ
- 五十嵐大輔
- 2019年9月3日
- 読了時間: 3分
みなさま、こんにちは。DSKです。
以前、知人から「将来が不安だから投資を始めたい」と相談されました。
計画を立てるために経済状況を聞いていたのですが、現状は投資を始めるべきではありませんでした。
まずは、問題なく投資を始められる状況にする事が先という説明をして、家計改善から始めていきました。
ということで、本日のテーマは【焦って無理やり投資をしても危ないだけ】です。
急いては事を仕損じる

将来の不安や、日々の生活費に余裕を持たせたいなど、投資を始める理由は人それぞれです。
そんな中、将来への不安などから「早く始めなきゃ」と焦って始めようとする人も増えました。
早くから投資を始めることは資産形成にとって効果的です。
少しずつでも始めておくことで、長期的には投資の恩恵を受ける可能性が高いからです。
だからと言って、とにかく早くしなければいけないと言う事でもありません。
5年10年と遅れるなら話は別ですが、数ヶ月〜1年ならそこまで慌てる必要はありません。
まだ準備が十分でないのに投資を始めても、上手くいかない確率が高くなります。
すぐに始めたい気持ちを抑えて、確実に始められる状況を作っていきましょう。
投資で生活が圧迫しては意味がない

私の知人で「将来が不安だから投資をしたい」という人がいました。
その気持ちは大切ですが、彼の経済状況では投資をするには不安がありました。
まず投資をしたい理由が、給料が低くて将来の為に少しでも余裕が欲しいとの事でした。
収支をみてみると生活費は毎月1~2万ほど赤字で、貯蓄していたボーナスの残りを取り崩していました。
貯蓄も生活防衛ラインの3ヶ月も割っていました。
この状態で投資をしても、支出が増えて生活が圧迫されてしまいます。
余裕がなければ、長期投資を気長に待つことは出来ませんし、少しの値動きにも反応してしまい、精神的にも不健全です。
まずは安定基盤を作る必要がありました。
あくまで投資は余剰資金で

彼の場合、不安からか20代で独身にも関わらず死亡保障や収入保障などに入っていたので解約しました。
あまり使っていない定額サービスや、親の付き合いで購入していた健康商品も止めました。
また他にも無駄な支出を削りつつ、同時に収入を上げることも考えました。
彼の場合は会社規定の資格によって手当が数万変わるので、半年ほどかけて資格を取りました。
家計の見直しと管理、それと手当で月2万円程の黒字になりました。
さらに浮いたお金を自己投資に回し、次の資格を目指すと言っています。
資格を取ると合計5万程の黒字になるので、来年から投資を始めるそうです。
投資を始めるのは遅くなったけど、収支がプラスになったことで落ち着いて計画を立てられていると言っていました。
あの時に焦って投資を始めていたら、食費などを削って余裕が出来るどころか逆に投資貧乏になっていたでしょう。
最悪の場合、投資のせいでリボやキャッシュローンを使う羽目になっていたかもしれません。
将来も大切ですが、まずは現在を安定させることが優先です。
投資は余裕をもって始めていきましょう。
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