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五十嵐大輔

給料の伸びは配当金上昇率より低い

みなさま、こんにちは。DSKです。


先日、友人と話をしていると「うちの会社儲かってるはずなのに全然給料を上げてくれない」と言っていました。


彼が頑張っているのは知っていますが、利益が出た分は資産家に回されます。


そちら側に回る努力をした方が早いでしょう。


ということで、本日のテーマは【給料の伸びは配当金上昇率より低い】です。


配当上昇率は賃金上昇率の12倍

先月21日の日経新聞によると、2018年の上場企業の年収は692万円で、賃金の上昇率は1%だったと発表されました。


一方で純利益の伸び率は12%、同じく配当総額も12%上昇し企業の株主重視の姿勢が浮き彫りになりました。


その差はなんと12倍です。


資本主義ではr>gなので、賃金上昇率より投資収益の上昇率の方が高いことは何度か説明していますが、まさにそれを証明する結果となりました。


「日々、一生懸命働いたその利益は株主のものか」と落胆した人もいるかも知れませんが、資本主義では企業は株主のものなのでこれが現実です。


今後ますます格差は広がる

以前にも、クレディスイスのレポートでこれから5年間で世界の富は27%増えると予想されていました。


日本は戦後最も成功した社会主義国家と言われるほど、みんなで同列という社会が発展してきました。


しかし現在ではグローバル化が進み、国内で足並みを揃えていては海外に食われてしまいます。


日本も資本主義での戦いが多くなり、資産を得る人とそうでない人に分かれてきます。


基本的に資本主義では資産家の方が、簡単に利益を得られる様に出来ています。


国や地域による格差が縮まる一方で、資産を持つ人と持たない人との差は大きく広がっていくでしょう。


最初はみんな非資産家だった

では現在資産がない人は貧しい方へ向かっていくだけなのか。


そういうわけではありません。


今資産家の人も最初は資産がなかった人が沢山います。


事業で大成功したわけではなくとも、地道に資産形成してきた結果、大きな資産収益を得られる様になった人もいます。


今なくても、資産形成していくことによって、将来的に資産収益を受け取る側に回れば問題ありません。


幸い現状の日本は、会社員で固定給という人が沢山いますし、積立投資や不動産投資など会社員でも行いやすい投資もあります。


いきなり資産家になることは難しいですが、少額からでもコツコツと資産形成を進め、将来の格差社会で資産家側に回れる様に行動していきましょう。






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