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五十嵐大輔

目的によって投資と節約を分ける

更新日:2020年4月25日

みなさま、こんにちは。DSKです。


先日、友人と話をしていて「投資の方が増えるんだから、資産形成は投資だけじゃダメなの?」と聞かれました。


目的や使うタイミングを考えると、投資だけでは幅が狭まってしまいます。


それぞれのメリットデメリットに合わせて使い分けていきましょう。


ということで、本日のテーマは【目的によって投資と節約を分ける】です。


投資だけが資産形成ではない

近年、資産形成をする重要性が高まり、投資を行う人が増えてきました。


資産形成をするのに投資を行うことは有効な手段です。


ですが、資産形成=投資となっている方も多くなってきたなという風に感じます。


まず資産形成とは、現時点ではない資産を少しずつ作っていくことを言います。


つまり、節約をして貯蓄を増やしていくことも資産形成ですし、保険で年金を作るのも資産形成です。


極論、貯金箱で小銭を貯めているのも資産形成の1つです。


その中で期間と金額に合わせ、方法を考えて手法を選んでいく事が必要になります。


投資は短期や小額には合わない

では、投資が合わない時というのはどういう時なのでしょうか。


例えば、数年後にマイカーを購入しようとしている場合です。


近い将来に予定がある資金については、節約して貯蓄する方が向いています。


投資は期間が短くなるほどリスクは上がるので、近い将来で必要なものは節約や貯蓄の方が良いでしょう。


[買えないor高級車]の勝負がしたいという投機的手法を試したいなら、1つの方法かも知れませんが。


また家電や家具、旅行などの数十万〜100万などの場合も節約して貯蓄した方が良いでしょう。


大きい金額には複利やレバレッジがないと難しいですが、少額ならば節約の方が短期で行う事ができますし、リスクも追わずにできます。


節約しても数年以上かかるというのならば、収入と支出のバランスから見直した方が良いでしょう。


投資の流動性リスクも考える

他にも生活防衛資金を作る場合には、流動性という点で節約の方が向いています。


生活防衛資金はその名の通り、臨時出費への防衛資金です。


それを相場状況を考えて好きな時に使えなければ意味がありません。


また、防衛資金が貯まるまで何もないとも限らないので、臨時用の資金に流動性の制限をかけることはリスクが大きいです。


この様に、投資は大きい資産を形成して行くのに効果的ですが、短期や少額なものが難しかったり、流動性リスクなども考えなくては行けません。


節約や貯蓄では全然増えないからと、投資を考えたくなる気持ちもあると思います。


ですが、節約や貯蓄の方が向いている場合もあります。


長期で増やしていく投資、短期や少額などを貯めるための節約など、目的に合わせてうまく組み合わせていきましょう。










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