みなさま、こんにちは。DSKです。
以前友人から「投資をするにして、なんでわざわざ為替計算が面倒なドル建てでやるの?」と質問されました。
確かに円からドルに替えて、資産額も為替を確認しながら計算しないといけないので面倒なのに、なぜドル建てを行うのでしょう。
ということで、本日のテーマは【ドル建てをするメリット】です。
有事の円買いの時代は終わった?

「有事の際の円買い」
投資や為替の話でよく出てくる言葉です。
災害や何か経済的な危機などがあると、保有している通貨を手放して、円を持つ動きになる傾向があるというものです。
しかし最近は、様々な理由が考えられますが、有事の際の円買いは少なくなってきました。
今回のコロナショックでも「有事の際の円買い」というような円高にはなっていません。
リスク管理としての円の価値は下がってしまったとも言えます。
では何を持っておくべきなのか。
1つの方法として、ドルを保有しておくということが言えます。
世界経済の中心はアメリカであり、そのアメリカで利用されているのはドルです。
GDPの大きさや、世界への影響など、立ち位置も含めてアメリカが破綻するリスクは低いでしょう。
したがって、リスクを抑えるという点で米ドルを持つことは有効と言えるでしょう。
経済対策以外にドルを保有するメリット

リスク管理としてドルを持つことを説明しましたが、リスク回避以外にもドルを保有おくことのメリットはあります。
それは経済の流れを本来の形で見る事ができるという点です。
例えば世界金融危機と言われた2009年前後
世界の実質GDPは2008→64.41兆㌦、2009→63.32兆㌦、2010→66.05兆㌦、2011→68.12.兆㌦、
対して円換算では、2008→6662兆円、2009→5923兆円、2010→5793兆円、2011→5429兆円
世界GDPは2009年は下がっていますが、その後順調に上昇しています。
ご存知の通り、ドルと円の間には為替があります。
この為替によって、本来の流れが歪にされてしまうケースがあります。
資産形成後に運用をしていくことを考えると、フラットに流れが見れるドルを保有しておく事も大切でしょう。
資産の一部は外貨を持っておく

他にもドルを保有しておく事にはメリットがあります。
ほとんどの日本人は資産のほとんどが円に偏っています。
それでも日本で生活をする上では問題がないと感じる人がいると思います。
しかし、為替の影響によって円安になれば円の相対的な価値は下がります。
価値が下がるということは、同じ資産を持っていても円しか持っていないと貧乏になるということでもあります。
このグローバルな時代、外国製品を全く利用しないという事は現実的ではありません。
したがって、日常の生活費も負担が大きくなっていくことになります。
日本で生活するとしても、一定量は外貨を持っておく事が大切です。
外貨を持つことは不安があるかも知れません。
しかし、だからと言って資産を円に偏らせるデメリットもあるんだと言うことは把握しておく必要があります。
メリット・デメリットを理解した上で、一定量の外貨を保有していきましょう。
LINE@友達追加↓役立つ知識やセミナー情報などを配信しています!
Comments