みなさま、こんにちは。DSKです。
投資の話をしていると「積立NISAが良いって聞くから、積立NISAをやれば良いんだよね」と聞かれることがあります。
積立NISAは良い制度だと思いますが、デメリットもあるので確認はしておきましょう。
ということで、本日のテーマは【積立NISAを始める前に!デメリットを確認しよう!】です。
積立投資が浸透してきた
年金2000万不足問題から世の中が投資に興味を持つようになり、積立NISAを検討する人も増えてきました。
2019年の1年間だけでも、積立NISAは85万口座増え、買付金額も2000億ほど増えました。
政府も積極的に推していますし、ネットなどでも多くのところで推奨されています。
しかし、積立NISAも完璧なものではなく、デメリットもあります。
投資に限らず、何ごともメリット・デメリット両方を理解する必要があります。
しっかりデメリットも確認して始めていきましょう。
期間終了時に含み損があると取得額が下がってしまう
積立NISAで大きなデメリットとなるのが、課税口座に移った際に評価額が下がっていた場合です。
積立NISAは期間が終わった後、課税口座に自動的に移管されます。
例えば20年で240万投資をしていたとして、評価額が300万であれば、課税口座に300万を入れたことになります。
したがって、そこから評価額が400万になった場合、400ー300で差額の100万に対して税金がかかります。
課税口座に入ってから100万増えたので、その分に税金はかかるのは当たり前ですね。
気を付けなければいけないのが、期間終了時に含み損になっていた時です。
仮に移管時に200万に下がってしまっていて、その後240万まで戻った場合はどうなるか。
本来なら240万投資して、上下した結果240万に戻っただけなので+ー0です。
しかし課税口座での取得額は200万となるので、40万増えていることになり、その40万に対して税金がかかるのです。
他にも細かいデメリットはある
以上が一番大きなデメリットと言えると思いますが、他にも細かいデメリットはあります。
積立NISAの年間限度額は40万ですが、これは再利用ができません。
例えばA信託で30万取得したが、Bの方が良いと気づいて切り替えようとしても、残りの枠は10万なので、30万全部は投資できません。
また、積立NISAの限度額40万は1/1〜12/31で1区切です。
12/31に始めた場合、1年目は1日だけとなってしまいます。
他にも、他の投資との損益通算ができなかったり、口座の移行が面倒だったりします。
積立NISAは国民の資産形成を行うのに効果的な制度です。
ただデメリットもありますし、人によっては違うものが適している場合もあります。
「ネットやテレビでお勧めしているから」ではなく、メリット・デメリットを把握して、自分にとって最適なのか判断していく必要があります。
長期的な計画を立て、どうやったら目標を達成できるか。方法を考えながら投資を行なっていきましょう。
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