みなさま、こんにちは。DSKです。
先日、友人から「学資保険はいらないって聞くけど、本当にいらないの?」と相談を受けました。
もしかしたら必要な人もいるかも知れませんが、多くの人は不要でしょう。
ただ、なぜ不要と言われているのか把握はしておく事が必要でしょう。
ということで、本日のテーマは【時代遅れの学資保険は不要な保険?】です。
学資保険のメリット
学資保険とは、子どもの将来の教育資金を準備するために加入する貯蓄型の保険です。
商品によって受け取り時期に違いがありますが、進学するタイミングや大学在学中などに、祝い金や学資金として受け取る事ができたり、満期時に満期保険金が支払われたりします。
学資保険のメリットとして、貯蓄に比べてお金が増える事、また親に万が一の事があった場合には支払いが免除となることが大きな理由でしょう。
現代の超低金利時代、銀行に預金していてもほとんど増えません。
それならば、少しでも増える学資保険を貯蓄として使いたいと思う人も多いでしょう。
また、やはり自分や配偶者に何かあった場合に、子供の教育費がなくなってしまったらと考え利用したくなるのでしょう。
一昔前であれば、確かに学資保険は有益な商品だったでしょう。
しかし、現在ではあまり有益な商品ではなくなっています。
学資保険のデメリット
銀行に比べて貯蓄性が高いのが学資保険のメリットでしたが、超低金利の現在では元本割れの学資保険も多数存在しています。
現在、日本で一番良いと言われているソニー生命の学資保険でも104%ほどです。
300万を受け取る為に285万くらい支払いをするのです。
しかも銀行預金と違い、途中で引き出すと損をしてしまいます。
10数年間も縛りがあって4%しか増えない。
運用商品としては明らかに劣っていると言わざるを得ない商品です。
それでも少しでも増えるならと考える人もいると思いますが、経済にはインフレがあります。
過去5年間の平均0.6%、ここ2年間は約1%ずつインフレしています。
4%の利益など、数年間で消え去ってしまうのです。
さらに、保険だから安全と思っている人も多いと思いますが、実は会社が倒産してしまった場合、日本では保険機構がありますが、90%されず全額は保障されません。
最悪の場合10%の損失になる可能性があり、インフレにも対応できず、それでいて長期間お金を縛られるのに増える額は4%だけ。
学資保険と名前がついていなければ、入りたいと思う人はどれだけいるのでしょうか。
学資保険は万が一のために?
運用や貯蓄性で言ったら学資保険は魅力がないけど、学資保険は万が一の保障があるから…
こういった意見をききますが、万が一の場合が心配なら掛け捨ての定期に入れば解決します。
例えば50才男性が期間15年、300万の保障をつけた場合の毎月の支払い保険料はいくらになるでしょうか。
保険会社や商品にもよりますが、月額はたった500円ほどです。
月額500円を節約して、質の悪い商品を購入したいですか。
運用性や貯蓄性で劣っていると分かっていても「万が一の時に」と考えている人は、保険と資金準備を分けて考えてみてください。
学資保険という名前は聞こえがいいですが、要はこれも「保険」と「運用」のがっちゃんこ商品です。
お金を増やすなら投資をすれば良いでしょう。
分散してリスクをかなり抑えた投資でも、学資保険を超えることは難しくありません。
親が子どものために、準備をしてあげることは素晴らしいことだと思います。
しかし、時代遅れになってしまった商品を「学資保険」という名前だからと契約するのは損でしかありません。
子どもの事を考えるのであれば、しっかりと情報を集め適切な判断をしていきましょう。
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