5月1日保険業界で初の、コロナの名がついた「コロナ助け合い保険」が発売されました。
1泊2日以上の入院(自宅療養も)で一時金10万円
コロナ以外でも入院一時金を受け取れる
月額保険料510円〜
健康診断書や本人確認書類の提出不要
手続きはオンラインで完結
などの内容で話題となっています。
コロナ禍のいま、この保険は入るべきものなのでしょうか。
結論から言うと「不要」
結論から言うと「コロナ助け合い保険」には入る必要はありません。
主な理由として以下があります。
指定感染症なので治療費は公費でまかなわれる
入院日数は長くない
万が一は別の方法で良い
治療費は国負担
まず、コロナに罹ってしまったら治療費をどうしようと不安に感じている人いると思いますが、新型コロナウイルスは国の指定感染症にになっているので、基本治療費は公費で賄われます。
パジャマなどの日用品費はかかってきますが、家族の見舞いなどがない分普通の入院より費用は少なく掛かっても数万で済むでしょう。
入院日数は平均16.6日
「入院が長期化したら費用もかさむし、働けない期間の収入が減って苦しくなる」
そう感じる方もいるでしょう。
ですが、新型コロナの入院日数は世間で騒がれているほど長くありません。
厚生労働省が出したデータによると、コロナの平均入院日数は16.6日、中央値は11日となっています。
引用元:新型コロナウイルス感染症の患者に対する書面による通知の簡素化について
これくらいの日数であれば、有給や傷病手当金を利用すれば大きな損失は出ずに済みます。
数万の治療費で数日間の入院のために、わざわざ保険に入る意味はないと言えるでしょう。
万が一には別の対策を
それでも「万が一があった時のために少しでも家族に残せるものを」という考えの方。
「コロナ助け合い保険」は10万を1年に1回もらえるだけです。
正直、残された家族にとっては”ないよりはマシ”という金額です。
これこそ他の保険や投資を使って残せるものを作っておきましょう。
死亡保険や収入保障保険に加入するでも良いですし、投資をして資産形成しておく方がよほど家族のためになるでしょう。
そもそも保険は「流行ってるものに備えるものじゃない」
そもそも保険は「可能性は低いが、そうなったら破産する」ことへのリスク対策です。
自動車保険や火災保険のように何千万〜何億の金額が必要になる可能性のあるもの。
死亡保障や収入保障など、今後数千万の必要費用に備えるもの。
これが保険の本来のあり方です。
「流行ってるし、なる可能性があるから保険で備えよう」は只の保険ギャンブルです。
安心というイメージで隠れていますが、実態は宝くじと変わりません。
まとめ
「コロナ助け合い保険」という名前はとても良さそうに感じます。
ですが実際は只のギャンブルなので不要です。
話題のワードが入っていると必要そうに感じるかも知れませんが、しっかりと内容を確認することは大切です。
このコロナ禍で大変な時に、これ以上無駄な支出を出さないよう、冷静な判断をしていきましょう。
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