リスク管理をして不況でもお金を守る
- 五十嵐大輔
- 2020年5月30日
- 読了時間: 4分
みなさま、こんにちは。DSKです。
ここ数年、社会の環境は大きく変わってきています。
終身雇用はなくなり、働いていれば年々給料が上がっていた時代ではなくなりました。
今回のコロナの影響で、改めてお金の大切さを感じた人も多いのではないでしょうか。
経済には浮き沈みがあり、急激な不況が襲ってくることがありますが、本業だけでは対応しきれない状況もあります。
お金との付き合い方の違いによる「運用格差」が大きくなっていますが、どのように資産を運用していけば良いのでしょうか。
不況に負けない運用手段

運用と言われても「投資も初心者だし分からない」と言った方も多いでしょう。
・生活防衛費を貯める
・リスクを取る投資と取らない投資に分ける
・リスク資産は失っても良い範囲に合わせる
まずはこの辺りを基本に考えてみると良いでしょう。
それぞれ解説していきます。
生活防衛費を貯める

まず優先すべきなのは、当面の生活防衛費を貯めることです。
今回のコロナのように、仕事もできずにただ支出だけが重なっていく日々が、また来るとも分かりません。
今回は世界的だったので国の援助も少なからずありましたが、個人レベルで不況になることも考えられます。
そういった時のために、最低限の生活費は用意しておきたいです。
基本的には、手取り金額の3〜6ヶ月分を貯めておくことが好ましいでしょう。
手取りが25万円ならば、75万〜150万が生活防衛費となります。
一見すると大きな金額を貯めるように感じますが、毎月手取りの20%を貯めると1年3ヶ月、毎月10%だとしても2年半あれば、3ヶ月分は貯める事ができます。
そして手取りの20%を5年間貯め続ければ、手取りの1年分になります。
そう考えると、そこまで先の長い話ではないのではないでしょうか。
もちろん、余裕のある方は30%や40%などにして、短期で貯めてしまうのも良いでしょう。
リスクを取る投資と取らない投資に分ける

生活防衛費が貯まったら、資産を増やしていくことに目を向けましょう。
生活防衛費が貯まったからと言って、余剰資金を全て使っていたら資産は増えていきません。
少しずつでも資産は増やしていかなければ、いつまでも取り崩しの不安からは逃れられません。
しかしこの時、全額リスク資産ではなく、リスクを取るものと取らないものに分けて資産形成していくことが大切です。
例えば、先ほどと同じ手取り25万の人が20%である5万を投資に回していく際には、リスク資産に3万、非リスク資産に2万と言うように分けて積み立てていきます。
非リスク資産とは銀行預金や元本確保など、相場に左右されない資産です。
資産を増やしていくことは大切ですが、リスク資産ばかりになってしまうと、いざ相場が暴落した際の経済的・精神的なダメージが大きくなります。
暴落時に落ち着いていられるためにも、非リスク資産での資産形成も行っておくと良いでしょう。
リスク資産は失っても良い範囲に合わせる

リスク資産と非リスク資産を分けたら、今度はリスク資産の割り振りです。
多くは老後資産や資産形成のために投資を行うと思うので、あまりローリスク過ぎると全然増えないことになるので、おすすめは出来ません。
ローリスクは非リスク資産で貯めているので、ある程度のリスクはとっていきましょう。
逆にリスク資産だからとハイリスクハイリターンだけを狙うことも避けた方が良いでしょう。
最初は金額も少なく「減っても大丈夫」と思うかも知れませんが、積立額が大きくなっていき数百万単位になっても冷静でいられるでしょうか。
インデックス投資でも不況が来ると30%程度の下落が起こる事があります。
これがハイリスクになると、50%以上や最悪0になることもあります。
ハイリスクな投資がしたければ、貯まってきた非リスク資産のうち、最悪失っても困らない額の範囲で行うべきでしょう。
まとめ
不況に負けない資産形成をするためには、まずは生活防衛費(3〜6ヶ月分)を貯める。
そして、リスク資産と非リスク資産をバランスよく分ける。
またリスク資産も、リスク許容度に合わせて、リスクの取りすぎや取らなすぎに注意して投資する。
以上を計画的に行えば、不況がやってきても大打撃は負わずに済む可能性が高くなります。
もちろん投資は何があるか分からないのが前提ですが、確率を考えて着実に資産形成を行なっていきましょう。
LINE@友達追加↓役立つ知識やセミナー情報などを配信しています!
Comentarios