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投資家は楽してお金を儲けているのか?

五十嵐大輔

みなさん。こんにちは、DSKです。


いまだに、身内に「投資をしている」と話をすると「危ないからやめておけ」「そんなことしてないで真面目に働け」とお叱りを受けるという話を聞きます。


これは未だに多くの人にとって投資が「ギャンブル」や「詐欺」まがいの怪しい行為だという認識があること。


楽してお金を儲ける行為だという認識があるからです。


そのような認識のある人には「お金は汗水たらして稼ぐもの」「労働は美徳」という人も少なくありません。


では、投資家は本当に楽して儲けているのでしょうか?


技術や知識の価値


本題に入る前に1つのお話を紹介します。


ある日、ピカソがマーケットを歩いていると、手に一枚の紙を持った見知らぬ女性がこう話しかけてきたそうです。

「ピカソさん、私あなたの大ファンなんです。この紙に一つ絵を描いてくれませんか?」

ピカソは彼女に微笑み、たった30秒ほどで小さいながらも美しい絵を描きました。そして、彼女へと手渡しこう続けます。

「この絵の価格は、100万ドルです」

女性は驚きました。

「ピカソさん、だってこの絵を描くのにたったの『30秒』しかかかっていないのですよ?」

ピカソは笑います。

「30年と30秒ですよ」


これは技術の価値を語られる時によく使われる話です。


多くの人は知識や経験、技術を軽く考えがちです。


ですが大した作業に見えずとも、その作業を簡単に出来てしまうためには、相応の労力や勉強が必要となることを理解しなければなりません。


投資家は肉体労働してないだけ


投資家も同じで、ワンクリックでお金を稼げたり、保有しているだけで増えるなんて楽してる。というイメージがあります。


ですが、実際は楽に儲けるなんて出来ません。


自分で働いてお金を稼ぐ方がよっぽど簡単で効率的に稼げます。


投資で成功するにも多くの時間や労力・学びが必要です。


いざ購入してからも、日々リスクを感じながら保有し続けることは大変です。


投資で資産を増やすのは決して「楽して儲ける」ことではありません。


もちろん運の要素もあるでしょう。


ですが、それには継続性がありません。


継続的に上手く投資をやっている人は、しっかりと基礎を作り上げているのです。


それを一部の良いところだけを見て、「楽をしている」というのは浅はかだと言えるでしょう。


逆に、「投資しているだけでお金が増えて良いのかな」と不安になる人もいますが、稼げるための対価を支払っているのですから、自信を持って享受してください。


疑うのではなく、取り入れていく


投資に限らずですが


「自分はこんなに大変な思いをしているのに、楽しなことして何か悪いことをしているに違いない」


こう考えるのは簡単です。


ですが、視点を変えて「どうやってるんだろう?」と興味を持ってみると、自分にもメリットがある時もあります。


もしかしたら自分が、エクセルで一瞬で計算できることを手作業でやっているだけかも知れません。


自分も楽になるかも知れないことを、「楽している」で終わらせてしまうのは機会損失です。


楽に見えるものを否定するのではなく、どんな仕組みか学ぶ姿勢をもっていたいですね。











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