みなさま、こんにちは。DSKです。
米電気自動車メーカー、テスラの共同創業者イーロン・マスク氏が23日、ビル・ゲイツ氏を抜いて世界2位の資産家になりました。
テスラがS&P500に採用され株価が上昇したことが要因ですが、S&P500に投資している投資家にとっては一時的な波乱の要因になるかも知れません。
S&P500採用でテスラ株上昇
先日、米電気自動車メーカーテスラがS&P500に採用されることが発表されました。
テスラ株は年初来でおよそ5倍も値上がりしており、時価総額は5150億ドル(約54兆円)を突破しています。
それによりテスラ株の18%を保有しているイーロン・マスク氏の資産も1280億ドル(約14兆円)となり、ビル・ゲイツ氏を抜き世界2位の資産家になりました。
11月20日以降、テスラの時価総額は520億ドル(約5兆4300億円)以上増加しており、これはFord Motor(フォード・モーター)社の時価総額の1.5倍近くに相当します。
テスラのS&P 500に加わるのは12月21日ですが、S&P500に加わるとベンチマークの中で最も価値のある企業の1つとなります。
しかし、今回のテスラのS&P 500銘柄への追加は、単なる象徴的な意味で終わりません。
インデックス投資家は割高株を掴まされる
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは時価総額を一度に追加するか、2トランシェで追加するかを検討しています。
S&P 500に加わることでインデックスファンドに投資している場合、テスラ株式の購入が必要になるため、すでに急騰しているテスラ株のために他の銘柄を売らなければならなくなります。
買われることが分かっている銘柄なので、今のうちに保有して12月に売却しようと考える投資家も多くいます。
つまり、S&P500連動のインデックスファンドを投資している投資家はテスラ株を割高な状況で購入することになります。
また今後、長期金利が上昇すれば株価の急落もあり得るので、一時的に損失になる可能性もあります。
長期積立なら仕込み時になる
テスラが加わることで、一時的にインデックスファンドの投資家は高値掴みになる可能性は高いですが、仮に急落してもそれは一時的なものでしょう。
長期的に見れば株価も回復し、成長を続けていく可能性が高いです。
積立投資ではドルコスト平均法を使用しているので、急落時には購入数を増やし回復に向けての仕込みができます。
特に最近開始した方であれば、初期はボラティリティが高くても良いので、むしろ丁度いいくらいの気持ちでゆったり構えていれば良いでしょう。
今後も様々な要因で相場は変動しますが、長期積立をしているならば淡々と投資を継続していきましょう。
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