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五十嵐大輔

投資の運用期間はいつまで?

みなさま、こんにちは。DSKです。


先日、ロボアドバイザー「WealthNavi」の預かり資産が3200億円を突破したというニュースがありました。


近年、多くの人が積立投資を始め、資産形成・運用を行う様になりました。


特に老後資金のためにと考えて始めた人が多いかと思いますが、中には運用期間は定年まで(例えば65才まで)という様に誤解している人がいます。


投資の運用期間はもっと長いのです。


定年まで運用するという誤解


老後資産問題やコロナ禍での労働以外の収入の大切さを受け、これから株式投資を始めてみようと考えている人も少なくないと思います。


ですが、そういった方の中には投資の運用期間を退職年齢するまでと誤解している人が少なくありません。


例えば現在35歳の方が退職年齢65歳とした場合に、運用期間は30年だと思っている方は結構多いです。


つみたてNISAは20年ですし、iDeCoも60才までなので、定年までが運用期間と考える方が多くても不思議ではありません。


ですが、本当の運用期間は一生涯です。


仮に今35才で90才まで生きるとすれば、運用期間は55年間です。


ある程度の資産を”形成”するのは定年までかも知れませんが、運用自体は生涯続ける事が大切です。


運用しながら取り崩す


生涯継続するとはいっても、死ぬまでお金を増やし続けるわけではありません。


一定の資産が形成されたら必要な分を取り崩しながら運用を継続するという事です。


たとえば近年、米国や英国でムーブメントとなっている「FIRE」を実践する方々は、資産の4%毎年を取り崩すことで、資産を減らさずに生活しています。


これは、過去の米国株のインフレ調整済みトータルリターンが年率平均7%だったことから、4%は取り崩しが可能(4%ルール)ということに基づいてのことです。


例えば、65才までに2000万を作れたとします。


これを4%で運用を継続していた場合、毎年80万を取り崩しても残りの1920万が翌年には1996万とほぼ2000万に戻るので、資産をほとんど減らさずに済みます。


さらに再雇用など働き続ければ、資産を取り崩す必要もなく運用が期間が長くなる分、将来の取り崩し額は大きくなります。


仮に75才で完全に引退したとします。

運用期間が10年伸びれば、年利4%で2000万が2900万になります。


そもそも運用資産で2000万を作るには


でも、その運用資産はどうやって作れば良いのか?


毎月3万円を25年間、7%で運用すれば2100万になります。


4万円なら2800万、5万円なら3500万になります。


ちなみに、S&P500の25年間平均リターンの最低は9%です。


仮に40才から毎月3万円ずつ積立投資をし続けていれば65才には2000万を作れていたのです。


また、25代から50才までで2000万を作り、その後定年まで15年間4%で運用した場合3600万になります。


3600万を4%で取り崩すと144万。


年金に毎月+12万となれば、かなり余裕が出るのではないでしょうか。


毎年同じ運用成績なわけではないので、全くこの通りという訳にはいきませんが、資産を形成した後も運用を続ければ、その分だけ安心材料が増えていくのです。


資産”形成”と”運用”の期間を誤解しない様に、資産を作っていきましょう。











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