みなさま、こんにちは。DSKです。
先日、日経平均株価が30年半ぶりに3万円の大台に乗りました。
かと思えば、4年8ヶ月ぶりの値下がり
と、最近話題の尽きない日経平均ですが、最近投資に興味を持ち始めた人の中には
「日経平均って何?」と言う方もいるでしょう。
今回は日経平均とはなにか。またTOPIXとの違いについて解説します。
日経平均は日本の代表企業の平均点
ここ最近、日経平均株価についてのニュースが多く報道されています。
テレビでもよく聞くので「ニッケイヘイキンってなんだろう?」と思っている方もいると思います。
日経平均株価は大まかに説明すると「日本を代表する225社の株価の平均点」です。
日経平均株価の場合、複数の企業の数が225社あり、その225社の株価を一定の数で割って平均株価を算出します。
銘柄選びと計算を日本経済新聞社が行っているので「日経平均株価」といいます。
銘柄は定期的に入れ替わりますが、入っている銘柄はどこも有名企業ばかり。
ファーストリテイリングや、三菱商事、ANAホールディングス、楽天など一度は聞いたことある銘柄ばかりではないでしょうか。
こういった有名企業の平均なので、大雑把に日本全体の値動きを把握できるものになります。
日経平均株価は株価が高い銘柄に左右される
日本全体の値動きを把握できると書きましたが、あくまで大雑把にです。
日経平均株価の計算方法は「225銘柄の“株価”合計 ÷ 除数」です。
単純に選定銘柄の株価を平均するため、株価の高い銘柄に左右されやすくなります。
現に225銘柄ありますが、上位15銘柄で50%を占めています。
ファーストリテイリングに至っては1割も占めているので、ユニクロ指数と揶揄されることもあります。
日本の景気感を大まかに把握するには良いですが、細かい部分まで考えるとなると、日経平均だけでは難しいでしょう。
日経平均株価について説明しましたが、同じ様に有名な日本の指標にTOPIXというものがあります。
これは日経平均株価とどう違うのでしょうか。
日経平均株価とTOPIXの違いは計算方法
日経平均株価とTOPIXは計算方法に違いがあります。
TOPIXは東証一部の全銘柄を対象として、時価総額で算出している株価指数です。
TOPIXは時価総額を対象にしているので、日経平均株価が「株価」の高い銘柄に左右されるのと同じ様に、TOPIXは時価総額の高い銘柄に左右されます。
日経平均株価とTOPIXの違いは、株価で見るか時価総額で見るかの違いで、両方とも割合の大きい銘柄に左右されることは変わりません。
ただし、日経平均株価が225銘柄に対して、TOPIXは東証一部の全銘柄、4000近くの銘柄を対象にしているので、日経平均株価に比べてより全体相場を反映していると言われています。
まとめると全体相場の動きをより反映しており、体感株価に近いのはTOPIX、知名度が高いのは日経平均というところでしょう。
どちらが優れているや、どちらが正しいということはなく、それぞれを組み合わせて景気感を掴んでいくことが大切になります。
この2つ以外にも指数は複数あり、また海外にも同じ様にいくつもの指数があります。
いろいろな指数を見て、大まかでも景気感を掴める様にしていきましょう。
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