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五十嵐大輔

金融商品だけで老後の資金を作るリスク

みなさま、こんにちは。DSKです。


最近は投資を始める人が増えましたが、金融商品だけに投資しておけば大丈夫という風潮もあります。


確かに投資自体はやったほうが良いものです。


ですが、金融商品だけで老後資産を作る場合のリスクも考えておく必要はあります。


お金の不安を消すためにも、金融商品以外のことにも投資をしておくと良いでしょう。


金融商品は不確定要素が多い


近年、老後2000万円問題などもあり、将来のお金の心配をする人が増えました。


日本の年金問題などもあり、20代の若者でも将来に対して多くの人が不安を抱えています。


その解決策として、時間を味方につけた長期投資での資産づくりや、資産運用を行って私的年金を作るするアドバイスを、多くの専門家が行っています。


これは間違いではないですし、余剰資金を利用して資産を作っていくことは大いにやっていくべきことだと思います。


ただ中には、金融資産だけで老後の不安をなくそうとする人もいます。


ですが金融商品は不確定要素が大きいので、金融商品だけでの資産形成では老後の不安は残ってしまうでしょう。


例えば、65才時点で2,000万円の金融資産を作れたとします。


それを90才まで単純に取り崩していくとすれば、毎年80万円ずつ取り崩せます。


しかし90才以上まで生きてしまうという「長生きリスク」が存在します。


人の生き死にはコントロールできないので、不確定要素としては大きいでしょう。


それならと、資産運用を行いながら取り崩せば良いという考え方があります。


分散などを行っていても、市場全体で金融危機などの万が一が起こる可能性もあります。


家賃収入という安心


この様に金融商品だけで大丈夫とは、なかなか言い切れない現実があります。


しかし資産の増え方や過去の実績から、金融商品で資産形成することは否定できません。


そこで提案したいのが、実物も取り入れるということです。


不動産などの実物資産は、金融商品の様に大きく資産が増えるということはありません。


ですが裏を返せば、大きく減ることもない安定した投資とも言えます。


現に今回のコロナショックでも家賃の変動は大きくはありませんでした。


安定したインカムがあることによって、値動きなどの不安から解放されることになるのです。


もちろん空室リスクや災害リスクなどリスクが0というわけではありません。


ですが賃貸経営は長い歴史があり、リスクへの対処法や準備の仕方などが確立されています。


また自分でコントロールの効く範囲が、金融商品とは大きく違います。


そのため、ある程度のことは予測できますし、万が一ということはかなり少なくする事ができるのです。


組み合わせて資産を作っていく


ここまで金融商品のリスクと、実物資産の良い点を説明しましたが、どちらが優れているとか、どちらが良いという訳ではありません。


ただ一時期は不動産投資が盛り上がり、最近は金融商品が盛り上がっています。


それを「流行りに乗ったから大丈夫」と考えては欲しくないのです。


どちらか一方ではなく、組み合わせて資産を作っていく事が望ましいです。


金融危機が来ても家賃収入で生活は守れる


空室が続いたり修繕など費用は、金融商品の方で賄える


こういったように両方の資産をうまく組み合わせて、それぞれの万が一に補い合うものがあると、安心感は全然違います。


生活最低限は家賃収入で賄い、贅沢部分は金融商品を取り崩すなど


1つの種類の資産に注力せず、組み合わせることをおすすめします。


早いうちから準備をして、万が一があっても大丈夫な状況を作っていきましょう











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