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五十嵐大輔

「若者が投資なんかするな!」は一理ある

みなさま、こんにちは。DSKです。


世間では投資ブームで、昔に比べて多くの人が口座を開設して投資をする様になりました。


とくに若者に関しては、一昔前にはほとんどいなかったことを考えると、ここ数年間で若者の投資への意識は大きく変わったなと感じます。


多くの若者が投資を意識する中、「若者は投資なんかするな」という否定的な意見の人もいます。


ただ、この意見に対して私は一理あるなとも思います。


なぜこの様な否定的な意見があるのか。


若者は自己投資に費やせ


投資をする人が増えている現代


特に若者の投資に対しての意識は高くなっています。


しかし、世の中には「若者は投資なんかするな」という意見もあります。


否定的な意見を言う人の主張は「資産形成より自己投資をしろ」ということです。


日本では、若者というだけで給料を低く設定している企業が多く、あまり余剰資金が作れないという現状があります。


その上、昔の様に歳をとっていけば給料が上がる時代でもなくなっています。


それならば、どうせ大した資金を投じられないのだから、自己投資をしてお金を稼げる様にしたり、体力と時間のあるうちに経験を積みなさいという意見も分かります。


今の時代、会社に頼って働き続けるのは厳しくなっています。


自分で収入を作れる力をつけるために、若者は自己投資を積極的にした方が良いでしょう。


そういった意味では、若者が自己投資をすることには賛成です。


ですが、だからと言って投資をするべきではないとは思いません。


資金が少なくとも若者には時間という武器があるからです。


若者の時間は資産に変わる


確かに若者は年配者に比べたら投資できるお金は少ないかもしれません。


数千万円の投資をしている人からしたら、月に数万円の投資なんて価値がない様に思うかもしれません。


若者が1年かけて100万円を株式投資したとしても、年間の利益はせいぜい数万円にしかなりません。


それならその分で自己投資して、年数十万多く稼げる様になる方が良いのかも知れません。


ですが、投資は資金量も重要ですが期間も重要です。


投資は取れる期間が長いほど資産を最大化しやすくなります。


仮に毎月5万円をS&P500などに積立投資をすることができれば、平均的な利回りから考えると35年後には1億円近くの資産になります。


この様な複利効果を得られるのも、時間という武器があるからです。


この複利効果を最大限発揮するためにも、若いうちから投資を始めておく事も大切です。


これが30代から、40代からと使える期間が短くなっていくにつれ、それこそ資金を増やしていく必要があります。


「若者は少額しか投資できないから意味がない」ではなく「若いからこそ少額でも効果がある」という優位性があることも理解しておく必要もあるでしょう。


どっちも大事。バランスの問題


若者は長期投資をすることで少額でも資産を作ることができるメリットがあります。


ですが、その分を自己投資しておけば35年もかけずに1億円稼ぐことも出来たかも知れません。


副業で大きく利益を出せるかも知れませんし、経営者になり金融商品がなくとも大きな資産を作ることもできるかも知れません。


自己投資も金融投資も同じ「投資」です。


資金を投じて、それ以上のリターンを得ることが必要です。


それが自分という人的資本に投じるか、金融商品に投じるかの違いです。


どちらか一方に絞るのではなく、両方をバランスをとりながら相乗効果を出していく方が大切です。


どちらにどれくらい投じれば、どれくらいのリターンが生み出せるか。


自分にとっても最適バランスを考えていきましょう。










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