みなさま、こんにちは。DSKです。
4月、新卒社員が働き出す時期です。
これから自分で働いて資産形成もしていかないといけない。
しかし資産形成に回せる余裕は少ない…。
若者はどれくらい資産形成に回すと良いのでしょうか。
新卒の手取りは17万弱
一生懸命仕事に励み、努力をして仕事を覚える。
そして待ちに待った給料日、手取りを見て唖然とする。
大学を卒業した新卒の平均の初任給は、男女ともに20万前後で、平均年収は200万円~250万円となっています。
所得税や住民税、年金や健康保険が差し引かれて、手取りは16万5,520円にしかなりません。
そこから家賃を払い、光熱費や食費、日用消耗品、スマホなんかの通信費も出ていきます。
「これじゃ資産形成なんてできない・・・」
若者が絶望するのも仕方ないと思います。
ですが、嘆いていても給料が上がるわけでも、年金が増えるわけでもありません。
少しずつでもいいので貯蓄をしていくしかないのです。
では、若者はいくらくらい貯蓄していけばいいのでしょうか。
若者はまず手取りの10%から始めよう。
家計を考える時、平均年収くらいの人に対しては基本的に、手取りの20%ほどを資産形成に回す様にお話をしています。
もちろん人によって必要な支出が違うので、一律ではないですが無理のない範囲で20%は難しくはないでしょう。
ですが、これが20代前半の若者になると話が変わります。
前述しましたが、新卒だと手取りが17万弱
ここから20%だと3万円も貯蓄することになります。
それはなかなか厳しいものがあります。
なので、若い方はまず10%程度の貯蓄を目指しましょう。
新卒の方なら、まずは月に1.5万円を貯蓄します。
そして給与が上がったら、生活費は変えず、上がった分だけ貯蓄を増やしていきます。
生活防衛資金が溜まってない人は、まずそちらを貯めます。
数年経って20代半ばには40〜50万ほどの貯蓄ができていますので、その後は資産形成に回していきましょう。
たった10%と侮るなかれ。
20代半ばになって生活防衛費が貯まり、手取りが20万円くらいになったとします。
そこから毎月10%=2万円を資産形成に充てていきます。
「でも2万くらいじゃ大した金額じゃないし、遊びに使って思い出を作った方が良い」
そう感じる人もいるでしょう。
ですが、たかが2万円と侮らない方が良いです。
仮に2万円を25歳から65歳まで40年間、ずっと貯蓄し続けていたら
銀行預金でも1000万円近くの資産ができます。
年利5%の積立投資で運用し続けていたとしたら、3000万以上の資産になります。
「もし途中で積立ができなくなったら無駄じゃない?」
という質問もありますが、仮に2万円だけを年利5%で40年運用したら、その2万円は14万円になります。
今遊びに2万円使うことは、将来の14万円を使うことと同じです。
目の前の金額だけでなく、将来価値も考えて使って言ってもらえればと思います。
将来も大事だが今も大事
同じ2万円でも将来価値を考えた方がいいと言いましたが、だからと言って将来ばかりを気にする必要はありません。
将来のお金も大切ですが、それ以上に今のお金も大切です。
将来のために今が楽しくなくなっては意味がありません。
まずは手取りの10%を目標に、無理をし過ぎない程度で資産形成をしていきましょう。
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