みなさん、こんにちは。DSKです。
先月15日日本経済研究センターは、個人の豊かさを示す日本の1人あたり名目国内総生産(GDP)が2027年に韓国、28年に台湾を下回るとの試算をまとめました。
為替や物価水準などもあるので、一概にこの通りとは言えませんが、日本の生産性が上がらず、このような予測がされていることは事実です。
日本は住みやすくて良い国ですが、住んでいる日本人も同じように変化しないでいると衰退していきます。
「先進国としての日本」という感覚を見直すタイミングかも知れません。
生産性の低い日本
先月15日に日本経済研究センターが出した試算では、日本の1人あたりのGDPは10年以内に、韓国や台湾を下回る結果になりました。
これは日本の生産性の低さからくるものですが、日本の一人当たり労働生産性はOECD(経済協力開発機構)加盟38カ国中28位です。
日本はもともと、生産性を重視する国ではありませんが、今回のデータは1970年以降最も低い順位になっています。
生産性が低くとも、その分豊かになっていれば良いのですが、バブル崩壊以降は平均年収が7%の上昇と変わっていません。
それに比べて米国は148%、OECD全体では133%と世界経済は賃金も上昇しています。
これが「失われた30年」といわれる経済低迷の実態です。
変われない日本
なぜこうなってしまったのか。
その1つの理由として、日本が「変われない」ということがあります。
日本は「失敗」に対して、過剰な反応をする文化があります。
一度失敗をすると、その責任を巡って争いが起こりますし、新たな試行錯誤を封じ込めるなど、トライ&エラーをすることを避けてしまいます。
今回のコロナ禍でリモートワークが普及しましたが、コロナが落ち着くにつれて、また通常に戻す企業が増えてきました。
それには「作業効率が落ちたため」という立派な理由があります。
ですが新しいことをしているのだから、一時的な効率が下がったり失敗することは当然です。
リモートワークで生産性が落ちた部分は、どういった理由で落ちたのか?
もしかしたら本来不要な仕事だけど、形として対面で行っていたものかも知れません。
また、オンラインで代替可能だが、スキルがないので踏み出せないから、今まで通りにやろうとしているだけかも知れません・
当然、リモートでは出来ない仕事というものはあると思いますが、まずは「もう辞めよう」ではなく「どうしたら上手くいくか」を考えるべきでしょう。
しかし、日本では「失敗は悪」かのように責められるため「改善してもう一回試してみよう」が、なかなか通じません。
結果、今まで通りでしか出来ず生産性も上がらないのです。
衰退より変化を求めよう
今まで通りのやり方で上手くいくのであれば問題ありませんが、生産性が下がり外国にどんどん抜かれているのが現状です。
今のままでは、日本が衰退していくのは目に見えています。
日本として、生産性を大幅に改善することは、範囲が広すぎて急には難しいと思います。
ですが、私たち個人は急な変化も対応可能です。
近年は転職やリモートワーク、副業や投資など、個人で行える物が増えてきました。
また、youtuberやブロガーなどのように、元手をかけずに事業を始めることも簡単になりました。
終身雇用で毎年給料が上がり、退職金があって贅沢しなければ老後は安泰という時代は終わりました。
その代わり、若いうちからでも世界中どこからでも、情報はいくらでも収集できる時代になりました。
ぜひこの時代の変化についていって、今に適した人生を送っていきましょう。
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