みなさん、こんにちは。DSKです。
先日政府は、止まらない円安をうけ、24年ぶりとなる為替介入を行いました。
その結果、一時的に140円台まで回復しましたが、すぐに144円台まで戻ってきてしまいました。
政府の介入は3兆円規模とみられ、過去最大の大規模介入でしたが、あまり効果は出なかったと言えるでしょう。
そもそも今回の為替介入は対処療法で原因を改善しようとはしていません。
まだまだ円安は進みそうなので、しっかりと自分達で円安対策をしていきましょう。
介入効果は一時的なもの
今回の為替介入には、物価高で生活が苦しくなっている国民を助けようとする正義感によるものでしょう。
そもそも、今回の円安は各国の利上げに対して、唯一日本だけが金融緩和を継続している結果です。
各国との金利差をどうにかしないと、一時的には効果はあってもすぐに円安に戻ってしまいます。
高くて質が悪い商品を売るために、キャッシュバックなどで集客しても、キャンペーンが終わればすぐ離れていく様に、根本となっているものを解決しない限りは同じことの繰り返しとなるでしょう。
今回の為替介入を「アクセルを踏みながらブレーキをかけている様なもの」と色々なところで言われています。
まさにその通りで、一時的な対処ではなく金融緩和をどうするか考え、決めた方へ覚悟を持って振り切るべきでしょう。
世界も政府も円安を歓迎している
それに今回の円安は外国や政府も歓迎しているものなので、根本的に円安を抑えようとしていないはずです。
今回の為替介入は日本だけで行いましたが、外国勢が円安を悪と見ていれば、多数の国で介入が入るはずですし、貿易赤字にうるさいアメリカが円高にするでしょう。
日本の経済としては、円安の方がGDPも上がりますし、輸出企業の業績も上がります。
政府としても金融緩和を継続しているのだから、円安になっていくことは予定通りなはずです。
そもそも円安を止めるつもりがないのであれば、生活コストが上がって困っている国民に給付金なり、なんなり円安の手伝いをしたくなる様に施策した方が良いと思いますが、そちらは政府にお任せして、私たちは自分達でできることを行っていきいましょう。
更なる円安に備える
上記の様に、政府や諸外国は円安を求めていいます。
つまりそれは、これからも円安が続く可能性が大いにあるということです。
では私たちは何をすれば良いのか?
それは、単純にドルを持つということでしょう。
確かに今は円安でドルが高く感じますが、昔の様に1ドル80円くらいを待っていても仕方ありません。
それならば、歳を取ったら若返れないのと一緒で、昔を引きずるのではなく、今からでもドル(円以外の資産)の比率を上げていくことが大切です。
そして、どうせドルを増やしていくのならば、ドル建てで投資を行って資産全体を増やしていくことを考えましょう。
円安も不景気も、国が悪いかもしれませんが、困るかどうか結局は自分次第です。
しっかりと自分自身でリスクに備えていきましょう。
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