みなさん、こんにちは。DSKです。
年末ごろから値下がり予測がたっていた米国株が、19日にS&P500が大幅に値下がりしました。
テーパリングで今後、値下がりが進んでいくと予測する人が多い中、
「今から米国株に投資して大丈夫ですか?」という質問も多くいただきます。
今後、米国株は投資対象から外すべきなのでしょうか?
米国経済はリセッションリスクが高まっている
2010年代後半からの米国株は、ことあるごとに「最高値更新!」とニュースになっていました。
これまでは順調に成長してきた米国経済ですが、近年リセッション入りするリスク要因が複数出てきています。
特に最近は、景気に敏感な小型株が下落基調で、多くの投資家がリセッション入りする方向で身構えています。(リセッションとは「景気後退」を指します)
今月に入ってからの下落が一時的なものなのか、または本格的な下落相場の到来なのかは断定できませんが、本格的な下落相場に入ると昨年までのような好調に転じるのは難しいでしょう。
さらに場合によっては、下落相場の始まりをきっかけに、コロナショックのような暴落になる可能性もあることは認識しておく必要があるでしょう。
好調が続くという方が異常
近年の米国株の上昇具合を見て「バブル」と表現する専門家も多くいます。
実際、「バブル」と言われてもおかしくないほど、2010年代後半からの米国株の上昇は大きいものでした。
しかし、バブルはいつか必ず崩壊します。
それがいつ起こり、いつまで続くのか。
それは誰にも分かりません。
そもそも沢山の専門家が株価の予想をしていますが、値動きを完全に予測することは不可能です。
S&P500も、15年以上続ければマイナスにならないいう説明がありますが「今までそうでした」というだけで将来は分かりません。
巷では「米国株一択」といった意見が多く出ていますが、これを盲信してしまうのは危険です。
今年の7月には、SBI証券から米国株の信用取引も出来るようになる様ですが、それ相応のリスクを持って、対処できる人以外は安易に手を出さない方がいいでしょう。
値下がりを嫌がる方は多いですが、全く値下がりせず好調が続くものがあれば、その方が異常です。
「値下がりを避けたい」ではなく「値下がりもするだろうから、備えをどうするか」という考えが必要でしょう。
コア投資先としては強い
「暴落」や「値下がり」することを前提に話してきましたが、それでも米国株はコア投資として優先順位が高いことには変わりありません。
米国株はこれまで幾度となく暴落を経験してきましたし、そこからさらなる成長を遂げています。
短期的にはリーマンショックの様に半値以下になったこともありますが、それでも長期的に見れば右肩上がりで成長を続けています。
もちろん、これからもそうなるかは誰にも分かりません。
ですが、それはどの投資でもそうですし、さらには投資以外にも企業や国もどうなるか分かりません。
現状の根幹を揺るがすような、大きな事態が起きない限りはコア投資として、米国株を中心に投資をすることは問題ないでしょう。
大切なことは、リスクがあることを受け入れて、そのための備えをしつつ、淡々と続けていくことです。
長期積立を行っている人にとっては暴落はチャンスです。
また、これから始める人であっても、初期に暴落がくるのはある意味、運が良いとも言えます。
「暴落はいつか必ず来るもの」という認識をしっかりと持った上で、今の状況に一喜一憂せず、長期的な視点で投資をしていきましょう。
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