収入が上がっても貯蓄が増えない人
- 五十嵐大輔
- 2020年6月12日
- 読了時間: 3分
みなさま、こんにちは。DSKです。
最近コロナ禍の影響で、家計改善の相談を受けることが増えてきました。
家計改善と聞くと、あまり所得が高くない人が多いと想像されるかも知れませんが、高所得の人も結構います。
稼ぐ力は資産形成に大きく影響しますが、稼げるからと言って資産形成も上手くできるわけではありません。
中には年収1000万以上で貯蓄がほとんどない人もいます。
なぜ余裕があるはずなのに貯蓄できないのか。
収入が高くても資産形成できない人の原因は主に3つあります。
収入と共に生活水準も上がっている
買い物が価格基準になっている
先取りの仕組みが出来ていない
皆さんも当てはまっていないか確認してみてください。
収入と共に生活水準も上がっている

「給料が増えたらもう少し良い生活ができる」
お金に余裕があったら欲しい物、みなさんもありますよね。
しかし、資産形成をしたいのであれば、基本的には生活水準を上げない事をおすすめします。
それは単純に月30万で生活できていた人が月50万になれば、20万追加で資産形成が出来るからです。
そうは言っても、収入が増えた分少しは贅沢したい気持ちは分かります。
なので、増えた分全てを資産形成に回す必要はありません。
ただ「収入増分=支出増分」になることは避けましょう。
それでは、どんなに稼いでも資産形成のスピードは変わりません。
買い物が価格に依存している

みなさんは10000円の時計を安いと思いますか。それとも高いと思いますか。
これはその人の価値観なので正解はありません。
士業やコンサル業の方などは良い身なりをしないといけないので、安く感じるかも知れません。
逆にハードな現場仕事の方で、時間が分かりやすく頑丈なら良いとしたら、1万は高いと感じるかも知れません。
自分の感じている価値より安ければ買って、高ければ止めるようにしましょう。
「5000円のものが1000円だったから買っちゃった」
この様な場面もあると思いますが、その価値はいくらですか?
実は500円の価値しか感じていないのに、価格に目が眩んで購入していないでしょうか。
価格は所詮、需要と供給のバランスの結果です。
自分にとってはいくらの『価値』があるのかを考えないと、不要な支出が増えてしまうでしょう。
先取りの仕組みが出来ていない

生活水準を上げない様に努力したり、価値で判断していても、余ったお金を資産形成に回そうという考えならば、資産形成は難しいでしょう。
みなさん、パーキンソンの法則をご存知でしょうか。
英国の歴史学者であるパーキンソンが提唱した法則で、その1つに「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というものがあります。
基本的に人は、あるものは使い切る性質を持っています。
逆に、そもそもの使える金額を少なくすると、人はなんとかその中でやりくりする様になります。
「収入ー支出=貯蓄」ではなく「収入ー貯蓄=支出可能額」という考えに変える必要があります。
限度はありますが、収入から一番最初に聞くのは貯蓄額だということを意識していきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
高収入なのにお金がたまらない人、いつも生活に余裕がない人、思い当たる節はありましたか。
生活水準を上げない・価格でなく価値で考える・先に貯蓄分を引く
最初はしんどいなと感じるかも知れません。
ですが、慣れてくれば意外と楽になってきます。
自身の目的額と期間を計算し、資産形成に回す割合を考え、着実に資産形成を行なっていきましょう。
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